携帯契約時に教えてくれない信用情報の話
クレジットカードを作るための条件というものがあります。
その条件とは、信用があるかないかです。
何の信用かというと「お金に対してちゃんとしているか」という意味での信用です。
個人信用情報機関というものがありまして、
「この人は人から借りたお金を責任を持ってちゃんと返す人なのかどうか」
成績表のように管理している機関があります。
カードの発行会社はクレジットカードの申し込みがあったら、この情報を参考にして
申込者にカードを発行しても大丈夫かどうかを審査をすることになります。
ただ、これは決してクレジットカードを持つ人だけが知るべき話ではなく
携帯電話を持っている人、つまり誰もが知っておくべき話でもあります。
クレジットカードを持った事がない人でも携帯電話は契約していると思います。
だいたいの人は通信料と一緒にスマホの本体代を分割で払っているので
スマホ代を毎月ちゃんと支払ってくれているかどうか
個人信用情報機関に登録されているのです。
携帯電話の料金は、最初の支払日を過ぎたら別でハガキが来ます。
そのハガキには「◯月◯日まで払ってくれないとマジで電話止めるからな」というような内容が書かれています
だいたいの人はここで払うんですが、この時点でもう信用情報機関に最初の支払日を過ぎたという報告が届く可能性があります。
俗に言うブラックリストに入るのは、まだ先の話ですが
「この人はお金に対してちゃんとしてない」という情報が残ってしまいます。
こういった事がクセになってしまうと、信用情報がどんどん悪くなって
いざお得なクレジットカードを作ろうと言う時に、カードが発行されないという事になってしまいます。
カードに限らず、ローンを組んで家を買ったり、車を買ったりするとき。
また、起業するために銀行でお金を借りる時も。この信用情報を参考にして審査が行われます。
貯金があまりなくても、信用情報を通して「この人はお金に対してちゃんとしている人なんだな」
という印象を与えられれば、チャンスを棒に振る可能性はぐっと減ります。
なので携帯電話の料金の支払いでも、信用情報を意識してしっかりと支払日にちゃんと払うことは
いざという時のお金のトラブルを避けることにもなるのです。
最近は定額制のプランがあるので、携帯電話の料金はたかがしれていると思うかもしれませんが
今は別の商品を買っても、携帯電話料金と一緒に請求されるサービスがたくさんあります。
いちばん恐ろしいのは、ソシャゲの課金も携帯電話料金と一緒に支払う事ができることです。
手元にお金がなくても、つい熱くなってたくさん課金することができてしまいます。
それが後日携帯電話料金と一緒に請求された時、「電話代は払えるけど課金したお金は払えない」
ということになる可能性があり、そこから信用情報に影響がいくことになり得ます。
このように、少しの油断で信用情報に傷が付いてしまうケースがあります。
クレジットカードをはじめて作るときは、誰もが使いすぎに気をつけようとするはずです。
ただ、携帯電話を持つ時にそういったリスクを想定することは珍しいので
誰にでも、知らず知らずのうちに信用情報に傷が付いてしまう可能性は充分にあります。
逆に、「お金に対してちゃんとしている」という信用があれば、いざという時にお金も借りられますし
お得なクレジットカード発行して、より一層節約につながることになります。
いざという時に助けてくれる「信用」を傷つけるキッカケは
こんなに身近にあるということを、もっと多くの方に知ってもらえればと思います。