プライオリティ・パスの種類について

クレジットカード

クレジットカードには、様々な魅力的な特典が付いています。

その中でも、世界中のラウンジが利用できるようになる「プライオリティ・パス」は人気ですね。

ただ、このプライオリティ・パスですが、会員のランクや利用可能人数など、発行するクレジットカードによって違うので、少しややこしい部分があります。

今回は、その「プライオリティ・パス」の種類を大まかに解説したいと思います。

1.会員ランク

プライオリティ・パスには会員ランクがあります。

①スタンダード会員:年会費$99(だいたい1,000円前後)
②プレステージ会員:年会費$429(だいたい45,000円前後)
(スタンダード・プラス会員の説明はややこしくなるので割愛)

[①]のスタンダード会員になることで、ラウンジが「有料」で使えることになります。
[②]のプレステージ会員になることで、ラウンジが「無料」で使えることになります。

つまり、特典の付いたクレジットカードを発行することで「プライオリティ・パス」の年会費が無料になるということなんですね。

クレジットカードに付帯する「プライオリティ・パス」はこの2種類のどちらかしかありません。

つまり「プレステージ会員」になれるカードを探せば良いわけです。

2.利用人数

続いて「プレステージ会員」の中にも隠れたグレードがあります。

どういうことかと言うと、利用できる人数に差があるのです。

例えばあなたが「楽天プレミアムカード」を発行して「プレステージ会員」になったとしましょう。

この時にラウンジに入れるのは「あなた1人だけ」です

もし、他に連れがいて一緒に入るならば、「1人当たり$32(だいたい3,000円ちょい)」支払わなければいけません。

しかし、あなたが「アメックス・プラチナ・カード」を発行して「プレステージ会員」になったとしましょう。

この時にラウンジに入れるのは「あなたともう1人」です。つまり2人入れるわけです。
そして、3人目から$32かかります。

このように同じ「プレステージ会員」でも、どのクレジットカードを発行するかによって利用できる人数が変わってくるんですね。

なので、ラウンジ利用も視野に入れてクレジットカードを発行するのであれば、「プレステージ会員」であることは大前提で、「何人まで無料で一緒に入れるのか」もチェックするといいでしょう。

3.アメックスの場合

ここで、アメックスのプロパーカードを例に出してみましょう。

①アメックス・グリーン
●スタンダード会員
●人数×$32で入れる

②アメックス・ゴールド
●スタンダード会員
●ただし年2回まで無料で利用できる
●無料で利用できるのは1人だけ

③アメックス・プラチナ
●プレステージ会員
●何回でも無料で利用できる
●1回に2人まで無料で利用できる

④アメックス・センチュリオン
●プレステージ会員
●何回でも無料で利用できる
●1回に3人まで無料で利用できる

[②]のアメックス・ゴールドが特殊です。たぶん彼のせいで会員の種類がややこしくなっているのだと思います。笑

これはあくまでアメックスの例ですが、カードのグレードによって「プレステージ会員」で利用できる人数が増えていくのが分かると思います。

他のカードも似たような仕様になっています。

例外もありますが、年会費が高かったり発行が難しいカードは、プレステージ会員で利用できる人数も多くなる傾向があります。

更に家族カードを発行することによって、ラウンジを利用できる人数を増やすこともできます。

例えばアメックス・プラチナは4枚まで家族カードを無料で発行できます。

アメプラの場合は、家族カードでも「プレステージ会員」になれちゃいます。

つまり、プライオリティ・パスが5枚になる訳です。

これなら、ラウンジに10人で入れることになります。

こういう技もあるので覚えておいてください。

4.まとめ

まとめるとこんな感じ

直航便に乗るときもラウンジはたいへん便利ですが、プライオリティ・パスは乗り継ぎがある場合にその真価を発揮します。

乗り継ぎの場合は、何時間も待たされることがあります。

そんな時にラウンジを利用できれば、無駄にお金も使うことなくゆっくり出発時刻まで待機することができます。

せっかくクレジットカードを発行するなら、ぜひプレステージ会員の付いてくるカードを。

そして、できれば同伴者1名まで入れるカードを持てればいざという時に役に立ってくれるでしょう。