【失敗談 #2】ソシャゲに課金しすぎて携帯電話を止められた話
現代社会において携帯電話というモノのは、よくも悪くも絶対に持っていなくてはいけないモノとなってしまいました。
「自分は携帯電話を持たない派の人間だ」という方もいらっしゃるようですが、今では公私問わず携帯で連絡を取り合うので、そう言ったケースは非常に稀です。
携帯電話を使える状態に保つためには、もちろん電話代を払い続けなければいけません。
当然ですが電話代が払えないと、電話を止められて連絡が取れなくなってしまいます。
そして、現代社会では連絡が取れないと「信用」を失います。
例えば…
●大事な時に連絡が取れなくなる人というレッテルを貼られる
●電話代が払えないほどお金にルーズと思われる
●責任感がない人だと思われる
など、いい事ナシです。
そして、こう言ったことの引き金に「ソシャゲへの課金」が密接に関わっています。
今回は、これがどういう事なのか、私の失敗談と共に見ていきたいと思います。
1.コンプガチャ時代にハマった
スマートフォンで遊べるゲームは総じて「ソシャゲ」と呼ばれています。
「ソーシャルゲーム」を略して「ソシャゲ」です。
「ソシャゲ」は大きく分けて2種類があります。
●買い切り型
●課金型
「買い切り型」は、ゲームを遊ぶためにゲームを買わなければいけませんが、追加料金を払わずに最後まで遊べます。
「課金型」はゲームを遊ぶ上でゲームを買う必要がありません。
俗に言う「基本プレイ無料」というヤツですね。
その代わり、ゲーム内アイテムを購入することによって、ゲームで出来ることが増えていきます。
今回問題となるのが「課金型」の方です。
「課金型」のゲームにおける代表的な課金要素は「ガチャ」ですね。
「ガチャ」はいわゆる「ガチャガチャ」です。
「ガチャ」というモノがよく分からない人のために簡単に例えると「もの凄く高額で、もの凄くダブるガチャガチャ」と思ってください。
この「ガチャ」なんですが「もの凄く高額で、もの凄くダブる」ので、ハマるとお金をどんどん使ってしまいます。
私はかつて、このガチャにハマってもの凄くお金を使ってしまいました。
当時はコンプガチャ時代(簡単に言うと青天井のガチャガチャ)だったので、その沼は今よりももっと深かったです。
その結果、何が起こったか。
毎月の携帯電話料金が9万円になりました。
これがどういう事なのか次で説明します。
2.課金額は携帯電話料金と一括請求できる
ソシャゲに課金する方法は色々あります。
●クレジットカードを登録して支払う
●プリペイドカードでチャージして支払う
●携帯電話料金を払う時に一緒に払う
…などなど
この3番目の「電話料金との一括請求」がかなり凶悪なことになります。
例えばクレジットカードでの課金は審査が必要ですし、プリペイドカードでの課金は現金が必要です。
対して「電話料金との一括請求」は携帯電話の契約さえできれば、「カードがなくても」「現金がなくても」課金できてしまいます。
つまり、カードも持てない現金も無い廃人でも、課金ができてしまうわけです。
これは一層、自分の首を締めることになります。
例えば私のケース
●クレジットカードは払えなくて強制解約
●借金の返済で現金も無い
このどうしようもない状態でも携帯電話さえ有れば「課金」ができてしまいます。
当時の私は月に8万円まで「電話料金と一括請求」ができる状態でした。
内訳は…
①スマートフォン:5万円まで
②タブレット:3万円まで
たった今お金を持ってなくても「8万円」という大金を課金に使うことができたのですね。
もちろん「次の電話料金の請求時」に「電話料金+8万円」を払わなければいけません。
普通に考えたら、そんなことしませんよね。
ただ、当時の私は「廃人」でした。
「たった今」の快楽のためなら、月末のことを考えないでいられたんですね。
3.そして電話代が払えなくなった
そんな事をしているうちに、月末がやってきます。
もちろん「電話代+8万円」なんて払える訳がありません。
電話代だけだったら、高くても1万円ぐらいなので、誰かに借りてなんとか凌ぐことができます。
ただ、8万円はそういう金額ではありません。
結局給料日まで電話が止まることになります。
社会人失格です。
こうして私は毎月の8万円と一緒に、「信用」も失うことになりました。
8万円でルイヴィトンの財布でも買っていたなら、半額程度は埋めることはできますが、ソシャゲへの課金ではそういう訳にもいきません。
ほんの少し自分を抑えることが出来なかったために、こういう事態に陥ってしまうのです。
4.まとめ
今回の私の失敗談を見て「お前がアホなだけや」と思っていただければ幸いです。
ただ、あなたは大丈夫でも、あなたの子供がこういった事態に陥る可能性はあります。
学生ならなおさらです。人生を台無しにしかねません。
パチンコ、競馬、麻雀などの代表的なギャンブルは、お店に行かないとできなかったので、ある程度のハードルはありました。
しかし、課金は24時間いつでもどこでもできてしまいます。
しかも「携帯料金との一括請求」をすることで、たった今お金がなくても何万円もの大金を「つい熱くなってしまった」という理由で使ってしまうことができます。
下手をすれば、一般的なギャンブルより深い沼にハマってしまいます。
ゲームにお金を使いすぎたせいで、実社会で「信用」も一緒に失う。
バカみたいな話ですが、これは私だけに限らず少なくない人が陥る話です。
各キャリアで提供している、「電話料金との一括請求」サービスは確かに便利です。
ただ、現代のように次々と新しいソーシャルゲームが出てくる世の中では、くれぐれも注意して使ってください。
なんでもないキッカケが、人生を台無しにするかもしれませんから。