【週刊ぽるねむ #45】アメックスが理想とする二つの使い方。利益とブランディングについて考える。

アメックス クレジットカード 週刊ぽるねむ


以前、担当の方に「アメックス・センチュリオンを取得するためにはどうすればいいか」聞いてみました。

担当の方が言うには「アメックスが理想とする用途でカードを使うことが大切である」ということでした。

いったいどういう使い方を指しているのでしょうか。

今週の【週ぽる】では、「アメックスが理想とする使い方」について考えてみたいと思います。

1.センチュリオンについて

アメックスが発行する「センチュリオンカード」というクレジットカードがあります。

クレジットカードの最高峰と言われるカードで、「本物のブラックカード」とも言われています。

実は、クレジットカードにおいて「ゴールド」や「ブラック」などの概念を初めて生み出したのは、アメリカンエキスプレスなんです。

●アメックスがゴールドカードを生み出したことによって、他のカード会社もそれを真似する。
●ゴールドカードが増えてきたので、アメックスはプラチナ・カードを世に送り出す。
●そしてプラチナカードも真似される。

…と、こういった流れでセンチュリオンカードも誕生しました。

例によって、センチュリオンカードを真似して、他のカード会社もブラックカードを発行しましたが、センチュリオンを越えるほどのブランディングに成功しませんでした。

なのでセンチュリオンは、未だにクレジットカード界の頂点に君臨しています。

2.インビの条件

センチュリオン・カードのインビテーションは、電話で来ると言われています。

そして、必ず担当者と直接会ってインビテーションの申し込みを行うようです。

おそらく、ネットに公表されることを危惧してのことでしょう。

センチュリオンのインビテーションを貰うためには、プラチナ・カードを鬼のように使わなければいけません。

「年間決済額2,000万円以上」を数年続けるという話もあります。
ゼロが1個多くないですかね。

また、毎月300万円の利用を数年続けるという話もあります。
「毎年」の間違いじゃないですかね。

「今年もアメプラの年会費引き落としがやって来たちきしょー!」とか言っているレベルではありませんよまったく。

とんでもない決済額は置いておいて、センチュリオンのインビ(電話)をもらう上で、もう一つ重要だと言われているポイントがあります。

それが「アメックスが理想とする使い方をしているかどうか」だそうです。

3.理想とする使い方

アメックスの理想とする使い方とは何でしょうか?

単純に考えたらアメプラの特典を利用することですよね。

アメックスが提携しているお店は高級店が多いので、アメプラの特典を率先して利用しているだけで充分に利用額は積み上がっていきます。

例えば…
●高級ホテルのスイートルームに泊まる。
●ファーストクラスに乗る。
●家を買う。外車を買う。雲上時計を買う。
●高級レストランで食事をする。
●1回の利用料金が1万円近くするジムに通う
●クルーザーとかヘリとか乗っちゃう。
…などでしょうか。

庶民なのでこれぐらいしか思いつきません。

ところで、逆に理想としない使い方なんてあるんでしょうか。

たとえ少額決済と言えど、アメックスの利益になるわけですから、「理想としない使い方」は存在しないはずです。

極端な話、「支払日までお金を準備できないのを分かってて使う」という使い方以外は、どこで使っても文句はないでしょう。

ということは、「利益をあげる」という意味での理想ではなく、「ブランディング」という意味での「アメックスの理想とする使い方」を推奨するということなんですね。

4.理想のブランディング

「アメックスが理想とする用途でカードを使う」というのは、言い換えるなら「アメックスのブランディングに協力しろ」ということではないでしょうか。

グリーンとゴールドは置いておいて、プラチナ以上のカードは高級店での決済を想定していますよね。

なので、提携しているお店も高級店ばかりですし、送られてくる雑誌に載っている商品も「は?」というような価格ばかりになっています。

つまりアメプラとセンチュリオンは「高級店で使われるカード」であり続けたいわけです。

コンビニやファストファッションなどでの割引も積極的に行なっていますが、アメプラとセンチュリオンは別なんですね。

つまり、センチュリオンのインビが欲しい人は「高級店」で使うことを推奨されていると考えることができます。

ぶっちゃけると「高い店で使え」ということです。

年間2,000万円も使うとなると、どのみち高級店を使った方が効率が良いですからね。笑

結局、センチュリオンへの近道は「高いお店でいっぱい使う」ことが王道だというわけです。

5.まとめ

私自身、この記事をまとめながら、センチュリオンのハードルがどれだけ高いか再認識することになりました。

まだ私は「アメプラの年会費こわい」という人間なので、年間2,000万円とかとてもとても。

「あと10年でもらえるかなー」とか呑気なことを言っていましたが、このままでは一生手に入ることはありませんね。

このブログをもっと頑張るしかありません。

実はこのブログも、開設して1年が経ちました。

1年記念の記事を通して、センチュリオンのハードルの高さを改めて感じるとともに、インビ獲得を目指して2年目も頑張りたいと思います。

2年目の【ぽるねむ】も、クレジットカードの話題を筆頭に、皆さんの役に立つ情報を、もっともっと発信していきます。

これからも【ぽるねむ】を、どうぞよろしくお願いいたします。