クレジットカードの価値はポイント還元率だけなのか
こぶにちわ。ぽるねむ君です。
10月の消費税増税に伴い、キャッシュレス決済でのキャッシュバックが話題になっていますね。
増税開始が近づくに連れて、キャッシュレスに関連する様々なプラットフォームで、動きが活発になっています。
PayPayは10月1日から3%だった還元率が1.5%の半分になります。
一方モバイルSuicaは2%還元に増え、注目されることになりました。
これらに限らず、消費税が10%になってもお金を使ってもらうために、キャッシュレス界隈では様々な試みを用意しているようです。
さて、こうなると案の定「一体どのクレジットカードをどこで使う」のが一番お得なのかが争点になっています。
ですがちょっと待ってください。
クレジットカードに「お得さ」を求めていない方たちは、還元率だけを追い求めるべきではありません。
今回は還元率とはまた違った角度で、クレジットカードの価値について考えてみたいと思います。
1.目的を持ってカードを使う
結論から言うと、目的を持ってカードを使った方が満足度が高くなるということです。
例えばJCBのブラックカードである「JCB ザ・クラス」を狙っている場合、還元率に目もくれずに、とにかくJCBオリジナルシリーズを使いまくるべきです。
JCBに限らず欲しいカードがある場合は、とにかくインビテーションのために利用額を積み上げる方が得策です。
正直インビテーションを待っている間は、他のカードに浮気したくなるものです。
ポイントやキャッシュバックの獲得が最大値を発揮すると、カードを使いこなしている感じがして気持ちいいですよね。
Suicaチャージでポイントが堪らないカードが多い中、「このチャージでポイントが入れば…」と歯がゆい思いをするものです。
だからと言って、その出費をポイントの貯まるカードで払ってしまうと、インビテーションが遠のくことになります。
なので育てたいカードがある人は、これからのキャッシュバックやポイント還元などの誘惑に惑わされることなく、初志貫徹することをオススメします。
2.インビを買うという発想
例えばSuicaが分かりやすい例ですね。
Suicaチャージで1.5%のポイントが貰えるビューカード。
これで100万円分チャージしたとしましょう。
100万円の1.5%なので15,000ポイントが貰えます。
かなり大きい還元額ですよね。
ただ、100万円の利用実績というのもインビテーションを貰う上では、充分に大きい金額になります。
例えば「JCBゴールド」を使っている状態で「JCB ゴールド ザ プレミア」のインビテーションを貰おうとしたら、「利用額が2年連続100万円達成」が条件となっています。
エポスプラチナカードやイオンゴールドカードも「年間100万円」の利用でだいたいインビテーションが来ることになっています。
つまり、「インビテーション」を取るか「15,000円」を取るかという話になってくるわけです。
15,000円分のポイントを諦めることで、インビテーションに必要な決済額を積み上げることができると考えたら、どちらに価値があると思うでしょうか。
もちろん人それぞれですが、育てたいカードがある場合はインビテーションから遠ざかってまで獲得したいポイント数ではないですよね。
3.進化させてからの価値
クレジットカードが進化して受けられるサービスが増えたら、ポイントやキャッシュバックよりも、もっと価値のある体験が手に入ります。
入れなかったラウンジに入れる様になったり、レストランで30%の割引を受けられるようになったりします。
もちろん価値観は人それぞれですが、ハイステータスカードを目指しているのであれば、目先のポイントに目もくれずに決済額を積み上げるのが上策です。
とは言え、今ではそもそもポイント還元率が高いカードが多いので、そこまでポイントを犠牲にするという感覚を持つ必要はないかもしれません。
例えばアメックスなら「メンバーシップ・リワード プラス」に入ればAmazonで3%還元など、なかなかに多くのポイントを貰えます。
JCBでもスターバックスでポイントが10倍になるなど、カードによって得意分野があります。
なので、ポイントは後から自然と付いてくるものであると割り切って、使いたいカードを使うのがベストではないかなと言うのが私の考えになります。
4.まとめ
10月の消費税増税を控えて、ポイント還元やキャッシュバックなど複雑な制度が始まります。
ただ、自分が育てたいカードがある場合は、ポイントやキャッシュバックに目もくれずにとにかく使いたいカードを使ってください。
その方が早くインビテーションを貰えますし、そのために犠牲にするポイントはたかがしれています。
ポイントやキャッシュバックを上手に活用するのもクレジットカードの醍醐味ですが、今一度、自分がクレジットカードに何を求めているのか考えてみてください。
自分がカードに求める真価が、ハイステータスカードでしか受けることのできない特別なサービスなのであれば、ポイントを犠牲にする価値は大いにありますから。