【AMEX】プロパーカードのポイント交換先について

アメックス クレジットカード


アメックスのプロパーカードで決済をすると「100円につき1ポイント」を貰うことができます。

提携しているお店や、キャンペーンの有無によってポイントを多くもらえる場合もありますが、基本のポイント付与率は「100円=1ポイント」、つまり1%です。

さて、もらえるポイント数に関しては1%還元と捉えることができますが、このポイントを「何に使うか」によって、ポイントの価値は変わってきます。

ビックカメラやヨドバシカメラのポイントは「1ポイント=1円」で交換できますが、クレジットカードの場合は、交換先によりレートが変わるということです。

そこで今回は、アメックスのポイントを何と交換すれば高いレートで交換できるか考えてみたいと思います。

1.交換率アップの条件

ポイントをたくさん貰えるお店の利用、または各種キャンペーンを利用することで、ポイントを多く貰うことができます。

ただ、これを「高いレートで交換」する場合、「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入しなければいけません。

まず「メンバーシップ・リワード」とは、アメックスのポイントプログラムの名前です。

そこに「プラス」が付くことで、ポイントプログラムをパワーアップさせるということですね。

「ザクⅢ・改」みたいな感じで。

「プラス」になることによって何がパワーアップするかと言うと、「ポイントの交換レート」がアップします。

例えば「ANAマイルと交換」なら、「プラス」になることで2倍のレートで交換できるようになるわけです。圧倒的大差ですね。

その代わり「メンバーシップ・リワード」を「プラス」にするためには、カードの年会費と別で更に年間3,240円(税込)が必要になります。

これは「ポイントを交換する時」に「プラス」になっていればいいので、毎年払う必要はありません。

ポイントを交換する時だけ入会して、ポイントを交換し終わったら、登録解除してしまえばいいんです。

ちなみにプラチナ・カード以上なら、「プラス」に無料でなれます。

そもそもカードの年会費が鬼のように高いので、そりゃそうですよね。

というわけで、ここからは「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録してあることを前提として、話を展開していきたいと思います。

2.支払いに利用するのは損

ポイントの最も分かりやすい使い方は、支払いに利用することです。

ビックカメラやヨドバシカメラのポイントの使い方と似ている使い方ですね。

クレジットカードは後払いなので、公式サイトやアプリからポイントを使って支払額を減額することができます。

ただ、この場合のレートはものすごく悪いです。

家電量販店のポイントが「1ポイント=1円」だとしたら、アメックスのポイントは「1ポイント=0.5円」です。

つまり、10,000ポイントで5,000円分支払いに充当できます。

もったいないですよね。

ちなみに「プラス」に入っていないと「10,000ポイント=3,000円」まで下がります。
やってられませんね。

ところが、ポイントを支払いに充てる場合、「特定の支払い先」に充当すると、交換レートをアップさせることができます。

3.旅行関連ならレートアップ

アメックスは「T&Eカード」と言われています。

「T&E」とは「トラベル&エンターテイメント」の略です。

つまりアメックスは、旅行やイベントに力を入れている訳なんですね。

その方針からか、ポイントを「旅行関連」の支払いに充てるとレートが優遇されます。

例えば「航空券の購入」の支払いをポイントで行った場合、10,000ポイント=10,000円で交換できます。

このレートなら家電量販店と同じ感覚で使うことができますね。

「アメリカンエキスプレス・トラベル・オンライン」の利用でも、交換レートは1:1になります。

つまりこちらも、航空券の支払いと同じように「10,000ポイント=10,000円」で交換できるということです。

4.一番お得なのはANAマイル

アメックスのポイントの交換先として、もっともレートが優れているのは「ANAマイル」への交換です。

マイルへの交換レートは…
●ANAマイルは「1:1」
●それ以外はだいたい「1:0.8」
…と、なります。

マイルの価値は「1マイル=2円以上」と言われているので、最もレートが高くなります。

家電量販店を超える交換率と言えます。

ただし、ANAマイルへの交換は「年間40,000マイルまで」が条件です。

「アメックスのポイントを貯めまくってマイルだけでファーストクラスだー!」

と、する場合は、ANAマイルの有効期間である3年の間に40,000マイルずつ積み立てなければいけません。

それでも上限は120,000マイルなので気をつけてください。

それ以外のマイルは、レートが下がる代わりに上限がありません。

デルタ航空のマイルなんかは、交換上限も有効期限が無いので、臨機応変に交換することができます。

5.ベンツとも交換できる

実はもう一つ、ほとんど「1:1」のレートで交換できるアイテムがあります。

それは、メルセデス・ベンツです。

最低でも300万ポイントぐらい必要ですから、単純計算で3億円分の利用で貯まる計算になります。

私は4年で10万ポイント溜まったので、このままのペースだと120年掛かります。

無理じゃのう。

起業してビジネスカードで経費決済をガンガンやれば、ワンチャンあるかもしれませんね。

6.まとめ

アメックスのプロパーカードで貯まるポイントの使い道は、交換先によっては損をすることになります。

ANAマイルはレートが良い代わりに交換上限が設けられています。

使い勝手を重視するなら「航空券の購入」か「トラベル・オンライン」の利用がお手軽ですね。

ぜひ交換レートが「1:1」以上になるように、うまくポイントを使ってください。

私は頑張ってベンツを目指すことにします(`・ω・´)

120年をどこまで縮めることができるかチャレンジです。