【VISA】三井住友ゴールドカード解説。メリットとデメリットも紹介
こぶにちわ。ぽるねむ君です。
2020年2月から三井住友カードの券面が新しくなりました。
変わったのは券面だけですが、デザイン刷新を機に最注目された三井住友カード。
そのスペックをおさらいしながら、メリットやデメリットを解説してみたいと思います。
堅実で「安心」なカード
詳細の解説をする前に「三井住友ゴールドカード」を一言で評価すると「安心できるカード」と言い換えられると思います。
例えば…
●どこでも使えて安心
●安心のステータス性
●万全なるセキュリティ
…こんな感じです。
ポイント還元やホテル・ダイニング特典などはそこまで充実していませんが、安心安全で堅実なクレジットカードなら「三井住友ゴールドカード」ということになるでしょう。
それでは、ここから詳しく見ていきたいと思います。
審査基準
「どんなに良いカードでも審査に通らなかったら意味ないね」
Exactly。そのとおりでございます。
なので、まず審査基準から説明させていただきます。
公式サイトでは以下の様になっています。
【原則として、満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方】
※三井住友カード ゴールド独自の審査基準により発行させていただきます
年齢は30歳以上。収入に関しては具体的に明記されていませんが、口コミから鑑みるに「クレヒスがキレイなら年収300万円ぐらい」で審査通過するみたいです。
「クレヒスがキレイ」というのは「携帯料金や借入の返済、他社カードの支払いに遅れたことがない」という意味です。
消費者金融などの借入金額が残っていても、それだけで審査に落ちることはないのでご安心を。
ただ、審査に確実に通りたい場合は「キャッシング機能」は付けない方が良いでしょう。
総量規制に引っかかる場合がありますし、そうじゃなったとしても審査に少なからず影響を与えるからです。
キャッシング機能はカードを発行した後に申し込んでも遅くないありません。
ただ昨今では、20代で「アメックスのプラチナ・カード」や「ラグジュアリーカードのブラックカード」など、ゴールドカードを越えるハイステータスカードを保有している方もいるみたいで、「ゴールドカードで30歳以上って遅くない?」という気もしますが…
30歳未満の方でも「三井住友クラシックカード」が作れますし、ゴールドカードが良い方は「三井住友プライムゴールド」もあります。
20代の方で「三井住友ゴールドカード」が欲しい方はぜひ「プライム」の方を申し込んで頂ければと思います。
年会費
年会費については 条件が整えば「4,000円+税」 となっています。
初年度は無料です。
カードスペックに対しては年会費が安い方ですが、ただし 条件が整えば という部分があります。
年会費割引の条件とは…
●マイ・ペイすリボに登録(リボ払いできるようにする)
●年1回以上リボ払い手数料発生(リボ払いを利用する)
●Web明細を利用(紙の明細を利用しない)
…という感じになっています。
ネックなのは「リボ払い」ですよね。
「リボ払い」は金利が高いし、よく理解しないまま利用すると金銭感覚が麻痺するのでオススメできません。
ただし、年会費を最安値に下げるためにはどうしてもこの「リボ払い手数料」を発生させる必要があります。
では、どうすればいいのか?
●例えば10万円利用する
●支払い額を「9万9千円」に設定しておく
●1,000円分にだけリボ手数料が発生
…これを月に1回行えば良いだけです。
めんどくさいですよね。笑
ではこんなケースはどうでしょう?
●例えば10万円利用する
●支払い額を「10万円」に設定しておく
●リボ払いを設定しているけど手数料は発生しない
…このケースはアウツ。年会費割引の条件に当てはまりません。
なので、年に1回で良いので「リボ払い手数料を発生させる」という作業を行ってください。
純粋にリボ払いを利用している方は何も気にしないで条件クリアです。
ちなみに、本来の年会費は「10,000円+税」になります。
JCBゴールドカードと同額なので、相対的に高額であるという訳ではありませんが、割引してもらうに越したことはないですからね。
少し煩わしいかもしれませんが、年会費の割引条件はこうなっているので、覚えておいてください。
家族カードは1枚目は無料で発行できます。2枚目からは一律「1,000円+税」になります。
後述しますが、旅行保険における家族特約では「配偶者」や「親」は対象外になっています。
「子供」以外の家族と旅行に行く場合は家族カードを発行しておくようにしましょう。
ポイント還元率
三井住友ゴールドカードの還元率は非常にややこしいことになっています。
じっくり読んでいただけると幸いです。
まず、基本は「1,000円で1ポイント」もらえます。
税込1,000円ごとにポイントが貰えるので、例えば月の支払いが税込1,999円の場合、1ポイントしか貰えません。
とは言えひと月の利用分で集計するので足が出ても1ポイントですから、そこまで神経質になる必要はありません。
そしてポイントの交換レートは最高「1ポイント=5円」です。なので還元率は0.5%ということになります。
ポイントの交換先によっては5円以下になる場合もありますので、よくレートをチェックして交換することをオススメします。
次に「マイ・ペイすリボ」のリボ払い手数料が発生した月はポイントが2倍になります。
つまり「1,000円で2ポイント」になります。
この場合「1,000円で10円分のポイント」となるので還元率は1%になりますね。
ここまで来て、やっと一般的な還元率の水準にあげることができます。
何もしないでも還元率を1%に設定しているクレジットカードはたくさんありますからね。
ここまでをまとめると…
●基本還元率は0.5%
●リボ手数料発生月は1%
…こうなります。
次にポイントが5倍になる対象店舗があります。
それは…
●セブンイレブン
●ローソン
●ファミリーマート
●マクドナルド
…の4つです。
この4社というのは普段多くの方が使うお店なので、還元を受けやすく非常にありがたいポイント制度だと思います。
ただ、この「5倍」という数字。何を基準に5倍なのでしょうか?
これは残念ながら「基本還元率から5倍」になります。
つまり「リボ手数料発生月は1%で、その5倍なら5%」ではありません。
「基本還元率0.5%なので、その5倍で2.5%」ということです。
2.5%でも充分高還元ですけどね。ただコンビニの商品は値段が高いので相対的に見てお得かと言うとそうでも無かったりします。笑
ちなみに、上記4社の場合「250円で1ポイント貰える」ということになります。
これは「1,000円で5ポイント」ではありません。
したがって1,000円未満で切り捨てではなく、250円未満切り捨てに変化するので、例えば「1,999円の支払い時は7ポイント」ということになります。
まとめるとこうなります。
●基本は1,000円で1ポイント
●リボ手数料発生月は1,000円で2ポイント
●上記4社では250円で1ポイント
●上記4社では「リボ手数料発生」は無視される
…こんな感じですね。
具体的に例えるとこうなります。
●上記4社以外で1,000円使った→まず通常の1ポイント
●リボ手数料発生したのでプラス1ポイント
→ここまでで計2ポイント獲得
●マクドナルドで1,000円使った→まず通常の1ポイント
●更に250円ごとにプラス1ポイント→4ポイント
●5倍対象店舗はリボ手数料発生しててもノーカウント
→マックで獲得したポイントは5ポイント
●つまり2件合わせて7ポイント獲得
…こうなります。
ややこしすぎますよね〜
そもそも公式が「2倍」とか「5倍」なんてわざと解りにくい言い方してるのが問題なんですよね。
携帯大手キャリアと同じやり方です。
ポイントのために、わざわざ毎月リボ手数料を発生させるのが嫌な方は、上記4社に限定して使えば、リボ手数料を発生させずに最高還元率を叩き出すことができます。
ただ、わざわざゴールドカード発行してコンビニとマック限定で使うというのもナンセンスですが…笑
国際ブランド
さて、ここら辺から冒頭でお話しした「安心」の部分を説明していきましょう。
まず、三井住友ゴールドカードは「VISA」か「MasterCard」のブランドから選べます。
同時発行も可能ですが、理由がない限りはどちらか一方で良いと思います。
「国際ブランド」と言うのは色々あるのですが、何を選ぶかによって「使えるお店の数」が変わります。
例えば…
●VISA(どこでも使えるし、オリンピック関連はVISAのみ使える)
●Master card(どこでも使えるし、コストコはMasterのみ使える)
●JCB(日本ならほぼどこでも使える)
●AMEX(たまに使えない店に遭遇する)
●ダイナースクラブ(使えない店がけっこう多い)
…こんな感じです。
三井住友カードで国際ブランドを選ぶ場合は…
●オリンピック関連の決済を予定しているならVISA
●コストコを頻繁に利用するならMaster card
●両方必要ならデュアル発行
…という形で判断しても良いと思います。
余談ですが、三井住友カードを申込む際は「銀聯カード」も一緒に発行できます。
ただ、中国では「電子マネーは使えてカードは使えない」というケースがあるので必要ないかなと思います。
銀聯が使える所はだいたいVISAも使えますから。
AMEXやJCBの1枚持ちを経験した方なら良くわかると思いますが、「このお店はカードOKだけど自分のカード使えるかな…?」という心配を常にすることになります。
反面、持っているクレジットカードの国際ブランドがVISAやMasterなら安心です。
現状「カードOKなお店=VISA&MasterはOK」という世の中なので、使えるかどうかの心配をしなくて良いという側面があります。
つまり、VISAもしくはMasterを搭載している三井住友カードは「どこでも使えて安心」ということになる訳です。
三井住友カードに限らず、とりあえず初めてクレジットカードを持つのであれば「VISA」か「Master」を選ぶことをオススメします。
ステータス性
三井住友ゴールドカードは「どこでも使えて安心」でありながら「誰に見せても安心」という側面もあります。
クレジットカードというものは、どうしても「ランク」という概念を含んでいますので、マウントの取り合いに発展する憂慮があります。
こちらにそんな気が有ってもなくても。
例えばポイントがガンガン貯まる堅実なカードに対して否定的な目をする人もいれば、逆にプラチナやブラックなどの高ステータスカードに対して嫌悪感を抱く人間もいます。
また、「クレジットカード=借金」というイメージを持っている方もいるので、カードを使っただけで「資金繰りに窮している」とか「ポイントに必死になってる」とか、あらぬイメージを抱かれてしまうのも面白くありません。
そういう面で「三井住友ゴールドカード」というのは、絶妙な立ち位置のカードなのです。
ステータスは高すぎなくとも決して低くはない。万人受けする好感度の高いカードと言えるでしょう。
三井住友銀行が発行するカードということで審査も決して甘くありません。
とはいえ審査が激辛という訳でもなく「ちゃんと働いていてお金にルーズでない」のであれば発行される可能性の高いカードになっています。
年会費も無料ではないので、ショッピング枠目当でわざわざ発行するカードでもありませんし。
抽象的な言い方ですが「お金にちゃんとしている人」と見られる可能性の高いカードです。
この「堅実なステータス性」という面で、「人前で安心して出せるカード」であると私は思っています。
とは言え、三井住友カードのシンボルであったパルテノン神殿がなくなってしまったので、当分はぱっと見で何のカードか認識することは難しいと思いますが。笑
利用可能額
三井住友ゴールドカードを発行した場合、いくらぐらい決済に使えるのでしょうか。
三井住友ゴールドカードの申込ページには「50万円〜200万円」と書かれています。
これは「カード発行時は無条件で50万円からスタート」という意味ではありません。
申し込んだ人の属性によって、「50万円から200万円の間で枠が決まる」ということになっています。
属性が高ければいきなり200万円の枠を設定してくれることも。
裏を返せば「50万円の枠を与えられる人」にしかゴールドカードを発行できないとも言えます。
逆に200万円以上の枠が欲しい場合はプラチナカードにアップグレードしなければいけません。
アメックスは「一律の限度額がない」となっているので、50万円しか使えないプラチナ・カードもあれば、200万円使えるグリーンカードもあります。
アメックスの様な仕様は少数派ですけどね。
これは三井住友カードに限った話ではありませんが、「限度額内」での利用であれば不正利用などを疑われない限りは制限なく使えるので、アメックスの様に「突然通帳の刑」を喰らうなんてこともありません。
高額商品でも限度額内であれば、安心して決済することができます。
アメックスの通帳の刑(源泉徴収票と通帳の提出)をスルーした話
ついに私もアメックスから源泉徴収票と通帳の提出を求められました。いわゆる「通帳の刑」です。ただ今回私はこれをスルーしました。「通帳の刑スルー」を推奨する訳ではありません。あくまで一例として参考になればと思います。
ちなみにこの200万円までの利用枠はショッピング枠のことで、キャッシング枠は「50万円まで」となっているようです。
支払い回数は1回はもちろん2回払いや分割払いも対応しています。
リボ払いの名称は「マイ・ペイすリボ」となっていて、年会費割引や還元率アップのためには必ず利用しなければいけないのがたまにキズですね。
電子マネー
三井住友カードを電子マネーとして利用する場合、「iD」が割り当てられます。
例えばiPhoneユーザーの場合…
●walletアプリに登録
●コンビニやマックで店員に「iDで」と伝える
●端末にかざすと「シャリーン」と鳴って決済完了
…こんな感じで電子マネーを使えます。簡単ですね。
クレジットカードの電子マネーは一般的に「iD」か「QUICPay」に分けられますが、「QUICPay」には対応していない決済端末がたまにあります。自販機とか。
そういう面でも「iD」を搭載しているということは、電子マネー決済に対応している限り、使えない可能性が低く安心であると言えます。
保険やセキュリティなど
正直私が保険を利用したり不正利用にあったりしたことが無いので、リアルなお話はできませんが、セキュリティに関しては「業界最高水準の不正使用検知システム」を導入しているそうです。
別のカードの経験談ですが、買い物をしようとしたらカードが使えずデスクに電話することになり本人確認を求められたことがありました。
どうやら不正利用を疑われたみたいで、本人確認が完了したら普通に決済が行えました。
どういう理由であれ、カードを切れなかった瞬間は「店員の前で恥をかいた」と思ってしまいがちです。
ですが不正利用から守ってくれているという観点ではむしろありがたいものだと思うようにしました。
クレジットカードの不正利用というのは、本人に過失がなく且つ60日以内に申し出ないと保障がされません。
そうならないためにも、本人とカード会社とで二重のチェックをしてくれていると考えると、安心して決済に使えると言えますね。
旅行保険に関しては、国内・海外共に高水準であると言われています。
例えばAMEXなんかは国内旅行保険よりも、海外旅行保険の方が厚くなっています。
AMEXのゴールドカードでも、国内旅行保険は利用付帯のみになっています。
海外旅行保険に限らず、国内旅行の保険も厚くするという観点でも、三井住友ゴールドカードを持っておくと安心です。
三井住友ゴールドカードの旅行保険について、一つ気をつけるべきことは「家族特約」です。
ここで言う家族は「本会員と生計を共にする同居、または別居の19歳未満の子供」となっているんですね。
つまり親や配偶者は含まれません。ではどうすれば良いのか。
家族カードを持っていれば、本会員と同じように保険が適用されます。
つまり、これは家族カードを発行しておけということなんですね。
カードラウンジが使える
三井住友ゴールドカードなら、空港のいわゆる「カードラウンジ」に入れます。
空港には色々なラウンジがあります。
●ゴールドカードで入れるラウンジ
●プライオリティパスで入れるラウンジ
●航空会社の上級会員資格で入れるラウンジ
…など
三井住友ゴールドカードの様に、だいたいゴールドカード以上なら入れるラウンジは「カードラウンジ」と呼ばれています。
ここでは飲み物は無料で利用できますが、軽食は有料だったり、そもそも置いて無かったりします。
軽食も無料になるのは「プライオリティパス」で入れるラウンジからです。
空港によっては「軽食」で済まないほど豪華な食事にありつけるラウンジもありますので、できればプライオリティパスまで欲しいところです。
ところが三井住友ゴールドカードでは、プライオリティパスの特典は付帯しません。
プライオリティパスを検討されているなら、三井住友プラチナカードにアップグレードするという方法もあります。
三井住友プラチナカードが気になる方はこちら
相対的なメリット・デメリット
ここまでは三井住友ゴールドカードの基本的なスペックを見てきました。
ここからは、三井住友ゴールドカードの「他のカードと比べてどうなの?」という部分に焦点を当てて、メリット・デメリットを考えてみたいと思います。
メリット
三井住友ゴールドカードのメリットは…
●どこでも使える
●ちゃんとしたゴールドカード
●三井住友カード発行の提携カードを発行しやすくなる
…といった感じです。
まず「VISAかMasterあるいは両方」で発行できるので、カードに対応しているお店であればほぼ間違いなく使えます。
AMEXやJCB、そしてダイナースは「クレジットカードは使えるお店だけどVISAとMasterだけです」というケースが少なくない現状では、どうしても現金払いに備えなければいけません。
もちろん「現金のみのお店」というのはまだあるので、完全に現金を持ち歩かないというのは難しいですが、VISAかMasterを搭載したクレジットカードを持っていればそのコントロールが格段にしやすくなります。
そして、三井住友ゴールドカードは「ちゃんとしたゴールドカード」でもあります。
例えば世の中には特典がしょぼい代わりに年会費が無料(もしくは格安)の「色だけゴールドなカード」というものがあります。
そういう色だけゴールドカードは、費用対効果もステータス性も非常に中途半端なため「なぜあえてそのカードでゴールド選んだの?見栄?」と勘ぐられてしまう危険性があります。
三井住友ゴールドカードのスペックは、正真正銘のゴールドカードと言えます。
「三井住友ゴールドカード」と「JCBゴールドカード」は、ゴールドカードの基準と言っても良いのではないでしょうか。
かの有名なアメックスのゴールドカードは年会費も特典も更にワンランク上になるので、どちらかと言うと「プラチナクラスである」という言われ方もしています。
しかしアメックス・ゴールドの審査難易度はかなり優しい部類なので「お金にちゃんとしているイメージ」を持ってもらうにはちょっと弱い。
むしろ三井住友カードやJCBカードの方が肯定的なイメージを持ってもらえると思います。
最後に「三井住友カード」の発行元は「三井住友カード」です。
当たり前だろと思うかもしれませんが、これが結構大事なメリットです。
例えば「ANA VISA ワイド ゴールド」などのANAマイラーにとってお得なカードは、三井住友カードが発行しています。
三井住友カードを支払いに遅れることなく使っていると、別の「三井住友カードが発行しているカード」を発行しやすくなるというメリットがあります。
なぜ発行しやすいかというと「利用限度額をシェアする」からです。
例えば…
●三井住友ゴールドカードの限度額が100万円
●ANA VISA ワイド ゴールドカードを新たに発行
●2枚のカードの限度額は100万円を分け合う
…こんな感じになります。
カード会社にとっては限度額を上げる必要がないので、カードが増えたところで貸し倒れのリスクが変わる訳ではありません。
むしろ増えたカード分の年会費が徴収できるので、カード会社からしたらメリットしか無いんですね。
この様に三井住友ゴールドカードを普段からちゃんと使っていると、「三井住友カードが発行する別のカード」も発行しやすくなります。
このメリットはぜひ使いこなしてください。
デメリット
三井住友ゴールドカードのデメリットは…
●ポイント目当で持つカードではない
●独自性がない
…という部分ですね。
まず、三井住友ゴールドカードの還元率を最高にするためにはリボ払いの利用が必須です。
ですがリボ払いと言うのは、できれば使うべきではない支払い方法ですよね。
何故なら金利が発生するから。分割払いも然りですが。
自分で使いすぎない様にコントロールできれば良いですが、金銭感覚が壊れてしまう人が多いのも現状です。
リボを使う気がなくても、毎月ポイント還元率1%にするには少額のリボ払い手数料を発生させなければいけません。
そうなると毎月の利用額に合わせて支払額を設定しなければいけないということになりますが、絶対忘れちゃいますよね。
世の中には「無条件で還元率1%以上」のクレジットカードなんていくらでもあるので、毎月のリボ手数料をコントロールしてまで、あえてポイント目当で三井住友ゴールドカードを選ぶ理由は無いということになります。
あとは他社と比べて「三井住友ゴールドカードにしかない特典」というのがありません。
強いて言うなら「大手コンビニ三社とマックなら還元率2.5%」という部分ですが、その4社に限定して使うなら年会費が無料になるクラシックカードでいいよね。となってしまいます。
ただ「独自性」と言うには弱いですが、「旅行保険」に関しては年会費の割に高水準であるという見方もできなくもないです。
三井住友ゴールドカードは、同水準の旅行保険を備えるJCBゴールドに比べて半額以下の年会費ですから。
まとめ
三井住友ゴールドカードは「安心」を与えてくれるカードです。
●VISA or Masterなので安心
●年会費の割に保険が充実していて安心
●セキュリティが業界最高水準らしいので安心
●高すぎず低すぎないステータス性
●いざという時の分割・リボ払い
派手さは無いですが堅実な1枚だと言えます。年会費も4,000円+税なので、持っていても邪魔にならないスペックではないでしょうか。
ただ、クレジットカードに対する要求性を上げるのであれば、ポイント還元率が良いカードだったり、アメックスの様なT&Eカードを発行した方が、人生に彩りが増すでしょう。なのでこれ1枚では少し物足りないですね。
普段決済を集中させているメインカードがVISAブランドでないのであれば、三井住友ゴールドカードをサブカードとして持っておくと、それこそこれ以上ない「安心」が得られるはずです。
三井住友VISAゴールドカードの申込はこちら
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アメックスを4年使ったアメプラホルダーによるガチレビュー記事です。クレジットカードの基礎知識も分かるように書いているので、キャッシュレス決済に興味がある方は是非参考にしてみてくださいね。