信用情報におけるブラックとホワイトとは
クレジットカードや借金の審査をする時に参照される「信用情報」というものがあります。
この信用情報には個人の信用に関する細かい情報が載っています。
この信用情報をもとに、審査に通すべきか落とすべきかが決められることになります。
さて、この信用情報をもとに個人を判断するには大きく分けて2つの基準があります。
それは「ブラック」か「ホワイト」か。
今回は、このそれぞれの意味について簡単に説明したいと思います。
1.ブラックとは
クレジットカードや借金の支払いをスルーし続けると「ブラックになる」という言い方をします。
これは「ブラックリストに入る」というのが由来になっています。
「ブラックになる」と、カードを発行したり借金をしたりすることができなくなります。
ただ、実はブラックリストというものは存在しないんですね。
実際は、信用情報に「この人は契約通り支払えなかったことがある」という内容が乗ることになります。
新しく何らかの契約をしようとした場合、こういった事実を参照されます。
そして「この人は契約通り支払えなかったことがある」という情報があると審査に落とされる可能性が高まります。
正確には、この状態の人が「ブラック」と言われているんですね。
一度「ブラック」になると、2年以上この情報は消えません。
ややこしい説明を抜きにすると、5年間残ると思ってください。
もちろん完済するなり、債務整理するなりし終わってから5年です。
2.ホワイトとは
続いてホワイトについて。
これは信用情報から「この人は契約通りに支払えなかったことがない」と確認できる状態の人を差します。
ホワイトであると、次にカードやローンの審査を申し込んでも通りやすくなります。
それぞれの支払日に遅れることなく払っていれば、自然とホワイトが維持されます。
ただし「スーパーホワイト」になると話が違ってきます。
3.スーパーホワイトとは
スーパーホワイトと言われる状態があります。
もう一度ホワイトの状態について説明すると…
「この人は契約通りに支払えなかったことがない」
…となります。
これは2つの意味で捉えることができます。
●契約通りに支払っていた
●契約をしたことがない
この、「そもそも契約をしたことがないから、契約通りに支払えなかったことがない」状態をスーパーホワイトと呼びます。
誰でも最初はスーパーホワイトです。
自分の名義で何らかの契約を初めて結ぶのは、学生時代かもしれませんし、新卒の段階かもしれませんね。
なので、20代中盤ぐらまではスーパーホワイトであっても何も問題ありません。
ただし、30歳過ぎてスーパーホワイトだと警戒されてしまいます。
何故なのか。
それはスーパーホワイトには2つの可能性があるからです。
①今まで契約をしたことがない
②5年経ってブラックの情報が消えた
極端に言うと…
①借金をしたことがない人
②借金を踏み倒して5年経った人
…ということになります。
上の2つは全く意味が違いますが、信用情報上では全く同じように写ってしまいます。
借金を踏み倒したことがある人に、お金を貸してくれと言われても貸しませんよね。笑
なので、30歳近くでスーパーホワイトだと警戒されてしまうわけです。
4.まとめ
若い頃からカードを持つと、金銭感覚が麻痺しそうで怖いかもしれません。
ただ、スーパーホワイトの状態だと、大きな契約を結べなくなる可能性もあります。
これからはどうしても信用社会になっていきますし、キャッシュレス社会も浸透していきます。
早いうちからカードに慣れていき、ブラックにならないように気をつけることは、信用社会で生き抜く上での、素晴らしい訓練になります。
そしてクレジットカードは、あなたの人生を豊かにする特典がたくさんついています。
ぜひ、あなたにピッタリな一枚と出会って、良好なクレヒスを構築していってください。
それが、いつかあなたの助けになるはずですから。