カードを育てておくと家族が助かります
クレジットカードには「家族カード」というものがあります。
「家族カード」とは、自分が持っているカードと同じカードを家族に持たせることができるサービスです。
つまり自分が受けている特典と、同じ特典を家族も受けられるようになるということです。
(一部例外になるカードもあり)
今回は、この家族カードの使いこなし方について紹介したいと思います。
1.カードを育てなくて良い
クレジットカードでより多くの優待を受けるためには、カードをある程度育てなければいけません。
本人の収入が多かったり、信用情報がキレイだったりすればいきなりグレードの高いカードを持つことができますが、インビテーションでしか手に入らないカードもあります。
本人が苦労してゲットしたグレードの高いカード。
これは家族カードとして発行することができます。
家族カードは、本会員の信用情報をもとに審査が行われるので、家族にはいきなりグレードの高いカードを持たせることができます。
例えば
●本会員がアメックス・プラチナ・カードを持っている
●配偶者に家族カードを発行する
●配偶者はクレジットカードを持ったことがない
●でも、いきなりプラチナ・カードを持てる
このように、自分がある程度グレードの高いカードを持っていれば、家族は苦労せずに同じカードを持つことができるわけです。
2.特典も同じように利用できる
家族カードは本会員と同じように優待を受けることができます。
例えばアメックス・プラチナの場合…
●プライオリティ・パスを持てる(ラウンジが使い放題)
●ヒルトンやマリオットの上級会員になれる
●コンシェルジェが使える
…など
「VISAってなに?パスポートに貼るやつ?」なんて聞いちゃう人でも、配偶者がアメプラならいきなりアメプラを持てちゃいます。
家族カードで決済したときにもらえるポイントは本会員に加算されます。
家族みんなで一丸となってポイントを貯めれば、すぐに旅行にいけるぐらいのマイルが貯まります。
家族カードの年会費は、カードによって違いますが、1枚目までは無料なものが多いです。
もし、年会費の発生する家族カードだとしても、ほとんどの場合本会員よりも安く設定されているので、家族が自分でカードを育てるよりも、簡単にグレードの高いカードを持つことができます。
3.航空系の家族カードがすごい
最も家族カードがパワーを発揮するのは、SFCやJGCです。
●SFC:ANAの上級会員になれるカード
●JGC:JALの上級会員になれるカード
上の2つは、飛行機に乗りまくらないと手に入りません。
しかし、本会員がSFCやJGCを持ってしまえば、その家族は飛行機に乗らなくても上級会員になれてしまいます。
ビジネスクラスのカウンターでチェックインできますし、手荷物も優先的に扱ってくれます。
ラウンジにも入れますし、飛行機の優先搭乗も適用されます。
家族カードの年会費はかかりますが、カードを育てないで良い分、コストが掛かりません。
家族旅行に行く時に、自分だけVIP待遇というわけにはいきませんからね。
家族カードの相乗効果が最も高いのは、この2枚でしょう。
4.特典が適用されないケース
家族カードでも本会員と同じ特典を受けられますが、対象外のサービスもあります。
例えば、アメックス・プラチナの場合
●メタルカード・ACカードの発行
●誕生日プレゼント
●ホテル1泊無料券
…など
これらは本会員にしか適用されません。
また、ANAのSFCやJALのJGCと違って「デルタ・アメックス・ゴールド」の保有で適用されるゴールドメダリオンは、家族カード会員には適用されません。
このように、クレジットカードによって家族カードの扱いは変わってくるので、公式サイトをよく確認して発行することをオススメします。
5.まとめ
クレジットカードの性能を引き出すためには、ある程度育てる期間が必要になります。
今必要ではなくても、家庭を築いたり、仕事が変わったら急に必要になるかもしれません。
今後、理想とするライフスタイルを思い描きながら、そのときにあると便利なクレジットカードを今から育ててみてはいかがでしょうか。
きっと自分だけでなく、配偶者や子供、家族の助けにもなることでしょう。