【教えて!ぽるねむ君】クレジットカードのメリット・デメリット
あしかー。ぽるねむ君です。
「今まで現金払いだけしてきたけどクレジットカードってぶっちゃけどうなの?」という方。
この記事ではクレジットカードを使う上で知っておきたいメリットとデメリットについて書いています。
●これからクレジットカードを発行する
●作ってみたけどよくわからない
…という方などの参考になれば幸いです。
目次
クレジットカードって何?
クレジットカードというのは、決済手段の一つです。
「決済手段」と言うのは細かく分けると色々ありまして…
●現金
●クレジットカード
●デビットカード
●電子マネー
●QRコード決済
…こんな感じですね。
では、色々ある「決済手段」の中で「クレジットカード払い」にはどういう特徴があるのでしょうか。
また、どう言ったメリット・デメリットがあるのでしょうか?
メリット
まずは、クレジットカード決済を利用する上でのメリットを紹介します。
人によって大きいメリットか小さいメリットか千差万別ですが、「いいじゃん」と思う部分があれば、その特典に特化したクレジットカードを発行してみてください。
現金を持たなくて良い
現金というものは分かりやすいものです。
●自分がいくら持っているか分かりやすい
●お金が入る感覚・出る感覚が分かりやすい
●どこでも使えるので分かりやすい
…こんな感じですかね。
ただ一方で、現金を持つ事でリスクもあります。
●失くしたら終わり
●汚い・汚れる
●かさばる
…などなど
現金だけ使ってきた方は、「現金のリスク」なんて考えたことはなかったと思います。
でもクレジットカードと比べると実は現金のリスクが見えてくるんですね。
カード決済の場合、そう言った現金のリスクが無くなります。
●失くしても使われなければノーダメージ
●そんなに汚れないし、汚れてもふけばいい
●コンパクトなのでかさばらない
…こんな感じですね。
現金を持ち歩く上での一番のリスクは、紛失・盗難の恐れです。
現金は失くしたり盗まれたりしたら、一発アウトですから。
普段から現金を最小限に持ち歩いて、高額決済をカードでするようにするだけで、こういった事故を防ぐ事ができます。
ポイントが貯まる
クレジットカードで決済をするとポイントが貯まります。
実際「現金払いに限りお店の独自ポイントが貯まる」というお店もありますが、レアケースでしょう。
だいたい決済額の0.5%~1%分のポイントが貯まります。
クレジットカードで1,000円決済したら10円分のポイントが返ってくると言った所でしょうか。
ただ、クレジットカード決済で貯まるポイントにも色々ありまして、カードごとにルールが全然違います。
例えば…
●いくらで何ポイント貰えるか
●何ポイントで何円分の商品と交換できるか
●何と交換できるか
なので、クレジットカードを使い始める前にポイントに関するルールがどうなっているかチェックするようにしましょう。
チェックするポイントは…
●いくら使ったら何ポイント貰えるか
●通常よりもポイントを沢山貰えるお店があるか
●交換レートが最も良い交換先は何か
●ポイントの有効期限は何年か
…最低限これだけはチェックしておけば、カードのポテンシャルを最大限に引き出す事ができます。
特典が付いている
クレジットカードのメリットを挙げる場合、一般的には「現金を持たなくて良いしポイント も貰える」という話題になります。
ですが、クレジットカードにおいて最も論ぜられるべき側面は「特典の内容」です。
クレジットカードは「キャッシュレスでポイントが貯まる」だけではなく、色々な「特典・優待」を使いこなすことで、その価値を最大限に発揮することができるのです。
クレジットカードに付帯する特典は色々あります
●割引(百貨店・レストラン・ホテルなど)
●キャッシュバック
●保険
●飛行機・ホテルなどでVIP待遇
●空港・駅・街中のラウンジ利用
●空港でスーツケース無料宅配
●コンシェルジュ
●イベントに招待
…などなど
自分の仕事や私生活とリンクした特典が付帯しているクレジットカードを持てば、きっと生活を一層豊かにしてくれるはずです。
ネット決済で便利
インターネット経由での決済を行う場合、クレジットカードがあると格段に便利です。
最近ではネット通販だけでなく、コンテンツの購入やサブスクなどの定期購読まであるので、毎回現金で支払ったりプリペイドカードでチャージしたりなんてするのは現実的ではありません。
通販にしても代引き手数料とかもバカにならない金額ですしね。
クレジットカードがあれば、スムーズにネット上で決済が行えますし、万が一トラブルが発生してもカード会社が間に入ってくれているので安心です。
海外で便利
クレジットカードにはだいたい「海外旅行保険」が付いています。
カードの種類によって上限額が違っていて、例外もありますが年会費が高くなるにつれて支払われる金額も多く設定されている傾向があります。
また、海外で現地通貨を利用する場合、両替し過ぎて残ると損をしますよね。
逆に現地通貨が足りなくて急遽手数料の高いお店で両替せざるを得ないケースもあります。
そう言った場合も、クレジットカードで決済するようにすれば、現地通貨の量をコントロールしやすくなります。
また、クレジットカードのキャッシング機能を使えば、海外で現地通貨を必要な分だけ借りることもできるので、結果的に両替するより無駄を減らすこともできます。
更に国内外のホテルではデポジットと言って「宿泊費よりも多めにお金を預けて、チェックアウト時に何も無ければ返してもらえる」という制度があります。
この場合も、カードがあれば現金をわざわざ渡す必要がありません。
デポジットのために現地通貨を多めに両替しておいて、結局使わなかったとかなると勿体ないですからね。
資金繰りに余裕が生まれる
これはデメリットと表裏一体なのですが、現金での支払いを先延ばしにすることができます。
例えば…
●カードの支払いが1月10日である
●1月10日の支払いに間に合えば現時点での所持金は0円でも良い
…こういう状況になります。
正直これは時と場合によって「メリット」にも「デメリット」にもなり得ます。
「突然のトラブルを対処する上で資金繰りに余裕があって良かった」というケースではメリットでしょう。
「お金ないけど支払いまで時間があるし欲しいもの買っちゃえ」となると、泥沼にハマっていきます。
しっかりとお金の管理ができているのであれば、「現金を使えうタイミングをコントロールできる」という面でメリットと言えます。
デメリット
一方、クレジットカードを使うことがデメリットと捉えられることもあります。
よく言われるのは「金銭感覚が狂う」ということ。
これは誰にでも起こり得ることです。
クレジットカードを持つことで必要以上にお金を使ってしまう人は、持たない方が良いです。
これは相性の問題なので、カードで金銭感覚が狂う自分を責める必要はありません。
合わない人はクレジットカードを持たないことを強くオススメします。
所持金がすぐには減らない
クレジットカードでの決済はその時に現金が無くてもできます。
何故なら一旦カード会社が建て替え払いをしてくれるからです。
自分の所持金が減るタイミングは月に1回だけになります。
例えば…
●1月10日にクレジットカードで10,000円使った
●支払い日は2月10日である。
●1月10日〜2月10日の1ヶ月間は使ったはずの10,000円が手元にある
…こういう感じになります。
現金だったら10,000円使った時点で、10,000円はなくなります。
なので、もしまた10,000円を使いたくなっても無いから使えませんよね。
しかし、「カードで10,000円」を支払った場合、「現金10,000円」は残ったままです。
支払い日まで「その10,000円」が残っていれば良いですが、これを使ってしまうとカードで使ったお金を払うことができなくなります。
「は?当たり前だろ?」と思いますよね。笑
しかし、こう言ったケースでお金が払えなくなってしまう人が大勢いるのも事実です。
2018年の自己破産者は約73,000人でした。
就業者数はだいたい67万人なので、働いている人のおよそ9人に1人は自己破産をしていることになります。
「自己破産=カード破産」ではありませんが、どういう理由であれ、それぐらい多くの人が「返済に滞って自己破産」していることになります。
破産までいかなくても「自転車操業の人」となると更に増えるのではないでしょうか。
つまり「クレジットカードを持ったことがきっかけで経済的に苦労する」ということはありふれたことなので、「だからカードを持たない」という選択は懸命であると思います。
まとめると「手元にお金があると使っちゃう」という人は、カードは危険なので持たないことをオススメします。
ポイントを使うのが複雑
クレジットカードの利用で貯まるポイントは、使う時が非常にめんどくさいです。
ビックカメラやヨドバシカメラの様な家電量販店で貯まるポイントは、「1ポイント=1円」ですぐに使えるので簡単ですよね。
ただ、だいたいのクレジットカードは…
●ポイントの貯まり方が違う
●ポイントの交換レートが違う
●ポイントと商品の交換に日数が掛かる
●有効期限を過ぎるとポイントが消える
…など、複雑な仕様になっています。
慣れてしまえば問題ないですが、流動性は高くないのである程度「貯めて使う」までの計画を描いておかなければいけません。
ただ、上述したビックカメラやヨドバシのクレジットカードは1ポイント1円ですぐ使えますし、更に言うと自動的にキャッシュバックしてくれるクレジットカードもあります。
貯まったポイントで金融商品を自動的に運用してくれるカードまであるので、ポイントの管理がめんどくさい人は、そういうカードを持つのもアリだと思います。
ただ、航空系のクレジットカードはマイルに交換した場合に限り「1ポイント=1円以上」になることもあるので、手間を厭わず還元率を突き詰めるのであれば、マイル特化型のカードを持つことをオススメします。
不正利用があり得る
クレジットカードの不正利用はあり得ます。
ニュースにも出てるし、有名YouTuberが発信していたりするので実際に少なくない被害があるようです。
もちろん不正利用が起こった時に、カード会社で保障をしてくれないと誰もカードを使ってくれませんよね。
なので、万が一不正利用があってもカード会社が保障してくれるんですが…
保証してもらうには条件があります。
●他人に暗証番号が知られているとアウト(家族でもアウト)
●誕生日など分かりやすい暗証番号でもアウト
●カードの裏面にサインをしてないとアウト
●被害から60日以上経っているとアウト
…こんな感じですね。
逆に言うと…
●暗証番号を誰にも分からない様にして
●カードが届いたらすぐにサインをしておいて
●頻繁に利用履歴をチェックする
…これらができていれば、万が一不正利用されてもカード会社が守ってくれます。
ただ、実際に被害に遭うと保障してくれたとしても気持ちの良いものではありませんし、カード番号が変わるので手続きも大変です。
違和感を感じるお店ではカードを使わないなどの、普段からの危機管理が必要なのも確かです。
リボ地獄に陥る
これは「金銭感覚がおかしくなる」のと、似ている様でちょっと違います。
何故ならリボ払いを利用している自覚のない人がいるからです。
本人は「カード会社から請求された金額をちゃんと払っている」という認識でいるのに、実はリボ払いに設定されていたため、元金が全然減っていなかった。
というのが、リボ地獄の真相です。
もちろん「分かっていてもリボに頼らざるを得なかった」というケースもありますが…
リボ払いによって発生する「リボ払い手数料」というのは、カード会社の収益に大きく関わってきます。
なので、カード会社はあの手この手でリボ払いを使わせようとします。
「リボ専用カード」なんてものもありますからね。笑
なので、クレジットカードを発行したら「自動的にリボ払いになっていないか」を最初に確認するべきです。
そして「カードで払う→支払う」のサイクルに慣れるまでは、使った金額と請求とを頻繁に見比べて確認することをオススメします。
まとめ
クレジットカードには「お金を使い過ぎてしまう人は持たない方が良い」という側面もあります。
ただ、クレジットカードを使いこなすことによって、人生を豊かにしている人たちがいるのも事実です。
世の中には、数えきれない程のクレジットカードがあります。
それは、色々なライフスタイルに応えることができるようラインナップされているということです。
ぜひ、この機会に自分に合ったクレジットカードと出会って、ライフスタイルをより華やかに彩ってください。