エリートじゃだめなんですか?
前回の記事で、スカイチームのエリート・プラスは体験しやすいし快適!
というお話をさせていただきましたが、デルタは上級会員を取得しやすい代わりに維持が大変という側面があります。
しかし、エリート・プラス会員ではなくエリート会員なら簡単に維持できるカードが、彗星の如く現れました。その名も「ベトナムエアラインズカード」
今回はそのお話をさせていただきます。
エリート・プラス会員になる方法をおさらい
スカイチームのエリート・プラス会員になるための方法をおさらいすると…
①デルタアメックスゴールドというクレジットカードを発行する
②すると自動的にデルタ航空のゴールドメダリオン会員になれる
③ゴールドメダリオン会員=スカイチームのエリート・プラス会員
④年会費は28,080円(税込)
ANAやJALなどでは1年間に何度も飛行機に乗らなければいけない中で、デルタ航空に関しては、破格の待遇と言えます。
エリート・プラス会員の維持には150万円の利用が必要
しかし、このゴールドメダリオン会員が自動的に与えられるのはカード発行の初年度だけなんですね。もし次年度もこれを維持しようとしたら、1年間に150万円分のカード利用をデルタアメックスゴールドでしなければいけなくなってしまいます。
もちろん生活の全ての決済をこの一枚に集めれば、そこまで難しくはない金額かもしれませんが、他にポイント還元率の高いメインカードを使っていたり、まだ育てきっていないプロパーカードがあったりする方には、ちょっと厳しい金額になると思います。
「デルタ一筋になれないんだったら上級会員なんか諦めちまえ」と、真の上級会員の方たちからお叱りを受けるのはごもっともなんですが、たとえ年間に2、3回しか飛行機に乗らなくても、一度上級会員を体験してしまった者からするとそういうわけにもいかないのです…
エリート維持という選択
では、「エリートプラス」ではなく「エリート」会員ならどうでしょう。
私としては「エリートプラス」から「エリート」になって困るのは
①ラウンジの利用ができない
②預けた荷物の優先受取ができない
の二つぐらい。(チケットの予約時の優待にも差がありますがここでは割愛)
公式サイトによると、エリート会員でもチケットカウンターではビジネスクラスの列に並べますし、優先搭乗もできる。ラウンジはプライオリティパスがあるから問題ない。正直、預けた荷物の優先受取がなくなるのは痛いですが、それぐらいならエリート会員の資格だけでも問題はないかもしれない。
ここで、エリート会員の取得と維持の方法は以下の様になっています。
①デルタアメックスというクレジットカードを発行する(ゴールではない方)
②すると自動的にデルタ航空のシルバーメダリオン会員になれる
③シルバーメダリオン会員=スカイチームのエリート会員
④年会費は12,960円(税込)
⑤維持の条件は1年間に100万円のカード利用
肝心のカードの年間利用額は100万円です。
エリートプラスに比べてハードルは下がったし、年会費も半分以下なので許容範囲かな、と
思った矢先、もっと安いコストでエリート会員を維持できるカードが新たに登場しました。
その名も、「ベトナムエアラインズカード」
年会費5,400円でエリート会員を維持可能(年間利用条件もなし)
デルタアメックスにおけるメダリオン会員の付与の条件が変更になってすぐ、
三井住友カードから、ベトナムエアラインカードが発行されるようになりました。
ベトナムエアラインカードでのエリート会員付与の流れは以下になります。
①カード発行で「ロータスマイルプログラム」の「チタニウム会員」になれる。
②チタニウム会員=スカイチームのエリート会員
③年会費は5,400円(税込)
④エリート会員維持のための条件はなし
スカイチームのライトユーザーにとっては、完璧なタイミングで出てきたクレジットカードではないでしょうか。
私としてはデルタでくれなくなった物理カードの会員証を、こちらは用意してくれているというのも地味にポイントが高いです。ただの趣味ですが…
ゴールドカードもありますが、こちらは年会費が43,200円(税込)ですし、スカイチームのランクもエリート会員のままなので、ライトユーザーでしたら、こちらで充分ではないでしょうか。
私はあと1年間はゴールドメダリオン会員が維持されるので、引き続きデルタアメックスにお世話になるつもりです。
ただし、そのあとはこのベトナムエアラインカードに切り替えることになるでしょう。
その時が来たら、きっとここで紹介をさせていただきます。