【週刊ぽるねむ #19】最低限知っておくべき!クレジットカードの利用における3つのルール
PayPayのキャッシュバック取り消しで阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられているみたいですね。
そもそもなぜキャッシュバックが取り消されたのか?
それは大きく分けて2つ。
「PayPayにおけるルール違反」と「クレジットカード利用におけるルール違反」があったからです。
「ルール違反」ではあるんですが、この「ルール」を知らない方、結構多いですね。
PayPayは新しいサービスなので仕方ないとしても、クレジットカードに関してはもう何十年も前から普及しているものです。
なのにクレジットカードのルールって結構知られていないんです。
そこで、今週の「週刊ぽるねむ」では、クレジットカードを利用する上での最低限のルールを3つ紹介したいと思います。
1.自分のクレジットカードは自分しか使ってはいけない
今回PayPayのキャッシュバックが取り消されたケースとして、家族のクレジットカードを自分のアカウントと紐付けて商品を購入したケースがあったそうです。
いくら家族から了承を得て利用したとしても、これはアウト。
なぜなら、クレジットカードは自分に発行されたものしか使ってはいけなくなっているからです。
家族の了承を得てクレジットカードを利用したい場合は、「家族カード」を発行しなければいけません。
家族カードなら家族の信用で発行されても、名義は利用する人のものになりますから。
例えば
①父親が息子に家族カードを発行する。
②父親のカードは父親名義
③息子に発行される家族カードは息子の名義
④支払いはどちらも父親
と、こうなります。
これなら何も問題なく息子さんもクレジットカードを利用することができます。
2.家族であっても暗証番号を教えてはいけない
上のケースと似ているのですが、例えばこういう場合はアウトです。
①父親が息子におつかいを頼む。
②現金の代わりに父親名義のクレジットカードを息子に持たせる。
③その際にクレジットカードの暗証番号を教える。
③息子が父親名義のクレジットカードを使う。
まず、先に紹介しましたが、いくら同意の上だとしても、自分の名義のカードを自分以外が使ってはいけません。
さらに、息子に暗証番号を教えてしまっていますね。
これはマズイです。
この場合、もし別の時にカードの不正利用があっても補償を受けられなくなってしまいます。
例えば、クレジットカードを不正利用されたことが発覚した場合。
本人しか知らない暗証番号であればカード会社からの補償を受けられるのですが、今回の例だと父親はおつかいの時に息子さんに暗証番号を教えてしまっていますね。
あくまでクレジットカードの利用とその補償は、カード会社と契約した本人との間の信用で成り立っています。
なので「息子さんが暗証番号を他人に漏らしてしまう」という可能性が出てきてしまった以上、これはカード会社と契約者との関係では終わらない話になってくるんですね。
これが許されたら本当に不正利用されたのか、「不正利用されたフリをして高額な商品の代金を払わない」のか、判別できなくなってしまいます。
なので、たとえ家族であろうと自分以外が暗証番号を知っていてはいけないのです。
万が一不正利用をされても「本人の過失」ということになり補償がされません。
3.カード裏のサインは必ずしなければいけない
クレジットカードの裏面にサインをしていない方、けっこういます。
暗証番号が漏れた場合と同じく、カードの裏面にサインをしていないと、不正利用の補償が受けられなくなります。
そもそも、サインの無いカードは利用できないのですが、サインを確認しない店員が多いのも事実です。
Amazonや楽天などで買い物する場合は、サインの有無を確認する術がないので、警告もされませんしね。
万が一サインをしていないカードを紛失して、そのカードで不正利用をされた場合、被害額は補償されません。
サインしていない持ち主が悪いからです。つまり「本人の過失」になってしまいます。
カードの裏面にサインをまだされていない方は、ネットショッピング専門だとしても、万が一のトラブルに備えて、今すぐサインをした方がいいでしょう。
4.まとめ
今回紹介したクレジットカードのルール
①自分以外が使ってはいけない
②家族であっても暗証番号を教えてはいけない
③カード裏にはサインをしなければいけない
こういったことは、クレジットカードの規約に書かれています。
でも、細かい字でビッシリと書かれていますので、みんな見ないのが現状です。
しかし、今回のPayPayでのキャッシュバック取消しのようなことが起こった後では、知らなかったでは済まされません。
今回のルールを知らなかった方は、クレジットカードで予想外のトラブルに遭遇しないよう、ぜひカード利用のルールをいま一度確認していただけたらと思います。