【週刊ぽるねむ #31】アメプラが直接申込めるようになりましたが、ステータス性はそんなに変わりません
2019年4月8日から、アメックスのプラチナ・カード(以下:アメプラ)が申し込み可能なカードになりました。
アメプラは今までインビテーションをもらって発行することが原則でした。
ただ、原則があれば例外もあります。
例えば…
●電話突撃
●アメプラホルダーからの紹介
…など
つまり、アメプラは一般的なクレジットカードのように直接申し込むことができませんでした。
それが「2019年4月8日から普通に申し込めるようになった」というのが、最近のニュースなわけです。
私のように「インビテーションもらうために無理した人たち」は、インビテーション制じゃなくなったことで、アメプラのステータス性が落ちると危惧するかもしれません。
ただ私の考えでは、直接申し込めるようになったぐらいでは、アメプラのステータス性がそんなに変わることはありません。
今回はその理由を解説していきたいと思います。
1.そもそも取得難易度が高くなかった
アメプラは、そもそもそこまで取得難易度の高いステータスカードではありません。
言い換えると、インビテーションが送られる基準が決して高くないということです。
「JCB ザ・クラス」や「ダイナース・プレミアム」などは年間200万〜300万の決済が数年必要だという情報があります。
一方、アメプラはアメックス・ゴールドを年に100万〜200万使えば届いてしまうそうです。
実際私もそれぐらいの決済額でインビをもらいました。
つまり、アメックス・グリーンさえ発行できれば、あとは使いまくれば良いだけなんです。
アメックス・グリーンならば、年収300万円ぐらいあれば発行できてしまいます。
あとは、ひたすら使うだけです。
私だって、アメックス・グリーンをギリギリ発行できるぐらいの属性でしかありません。
そういう人でも、プラチナ・カードを持たせてくれる。
それがインビテーションという制度なんですね。
このように、そもそも他のステータスカードに比べて、アメプラの取得難易度は高くないということです。
2.直接申込むよりインビの方が簡単
インビテーション制でなくなったことによって、アメプラの取得難易度が下がることはありません。
むしろ直接申し込むほうが、上位カードの所得は難しいのです。
インビテーションをもらうためには「決済額」と「ちゃんと毎月払ってるか」ぐらいしか見られません。
一方、直接申し込む場合は「属性」を見られます。
「属性」とは…
●年収
●勤め先と勤続年数と役職
●住居形態と居住年数
●借金の有無
…など
このようにインビに比べて、直接申し込む方が見られる項目が多いんですね。
例えば…
●今持っているカードで年200万円使う
●年収を上げる
と、どっちが難しいでしょうか?
どう考えても「今持っているカードで年200万円使う」方が簡単ですよね。
つまり、アメプラが直接申込可能になったぐらいでは、取得難易度は変わらないということです。
3.取得よりも維持が難しい
アメプラの希少性の真髄は、むしろその年会費にあります。
2019年4月現在、年会費は140,400円(税込)です。
バカでしょ?
いくら直接申し込めると言っても、カードの年会費に140,400円は普通出せません。
高額な年会費をポンと出せる人は、とっくにアメックスゴールドを使い倒してインビテーション貰っているはずですしね。
だからそんなに状況は変わりません。
「JCB ザ・クラス」が直接申込可能になれば、さすがに大荒れするでしょう。
こちらは年会費54,000円なので、きっと申込が殺到します。
ここでアメプラの年会費を「初年度無料!」にしたら大変なことになりますが、それはさすがにやらないはずです。
やらないよね…(`・ω・´;)
つまり、アメプラの年会費がバカみたいな金額である限り、その希少性が揺らぐことはありません。
4.まとめ
ただ、アメプラの会員数が少なからず増えるのは確かだと思います。
あとはアメプラを直接申込む場合の審査基準がどうなるかですね。
アメックスのグリーンとゴールドは、審査難易度がほとんど一緒だという話があります。
プラチナの審査基準もグリーンと同じになれば、確かに巷で危惧されているように、希少性がガクッと下がることになります。
同時に、無理してアメプラを持っていた方たちは解約するはずです。
アメプラより取得難易度が高く、しかも年会費が安いステータスカードはありますからね。
珍しいステータスカードが欲しいという人は、ザ・クラスやラグジュアリーカードに流れることでしょう。
これからは「何でもいいからステータスカードが欲しい」ではなく、「アメプラでなければいけない」という方が持ち続けることになるでしょう。
もちろん私はアメプラを持ち続けます。センチュリオンを目指しているので。
というわけで今週の「週ぽる」は、アメプラが直接申し込めるようになったことでショックを隠しきれない私によるポジショントーク回でした。