【週刊ぽるねむ #4】Suicaチャージ最強カードを追い求めたらビューカードじゃなかった話

クレジットカード 週刊ぽるねむ

ああ……それにしてもSuicaチャージでポイントが欲しいっ……!!

私が現在メインカードとして使っているアメックス・プラチナ・カードは基本還元率1%のカードです。

電子マネー(QUICPay)を利用する場合でもポイントがそのまま付きます。

ただ、東京に住んでいる私としてはやっぱり電子マネーはSuicaが一番使いやすい。

QUICPayはコンビニやドラッグストア、家電量販店など色々なお店で利用することができますが、Suicaに比べると若干不便な所があります。

①Suicaほど普及していない。(松屋とかで使えない)
②当たり前だけど電車に乗れない。
③ヨドバシでゴールドポイントのアプリを提示してもポイント還元率が下がる。

東京に住む私にとっては最も使いやすい電子マネーであるSuicaですが、残念なことにアメックスでチャージした場合は本来一般加盟店で付く1%のポイントが付かない仕様になっています。

これはアメックスに限らず、多くのクレジットカードでそういう仕様になっています。

実はSuicaチャージでポイントの付くクレジットカードって希少なんですね。

そこで今週は、Suicaチャージでポイントがもらえるクレジットカードの中で、特にお得なカードは何か考察してみたいと思います。

1.候補は2枚。ビューSuicaとビックカメラSuica

SuicaチャージでポイントがもらえるSuica系のカードはたくさんありますが、還元率の高さで見た場合「ビュー Suicaカード」か「ビックカメラSuicaカード」の2枚が候補にあがります。

なぜならSuicaにチャージした場合の還元率は1.5%と、この2枚が一番高いからです。

「ビューSuicaカード」を簡単に例えるとJRのプロパーカードみたいな感じです。

そのため一般加盟店での還元率は0.5%ですが、Suicaチャージでのポイント還元率は1.5%と高水準。JRの定期券もクレジットカードに乗せられます。

あくまで私のメインカードはアメプラなのでSuicaチャージ専用カードとしての用途になりますが、それでもほとんどのカードでポイントの付かないSuicaの利用に1.5%ものポイントが付くのは、たいへん大きな利点となります。

そして、ビューSuicaカードには「ビューゴールドプラスカード」というゴールドカードがあります。

ビューゴールドプラスカードは年会費が1万円しますが、東京駅の「ビューゴールドラウンジ」に入れる唯一のクレジットカードになります。
これはアメプラでもダイプレでも入れません。
センチュリオンでも入れません。
ラウンジ厨のわたくしとしては見逃せないポイントとなります。

「ビックカメラSuicaカード」は、よくビューSuicaカードと比較対象となり、Suicaチャージでのポイント付与が同じく1.5%でありながら、一般加盟店での利用が1%です。

ビューゴールドラウンジに入ったり定期券を乗せたりはできませんが、一般加盟店での還元率だけ見たらこちらがお得です。

ビックカメラSuicaカードでチャージしたSuicaでビックカメラで買い物をすると、2万円までならポイントの二重取りができます。

このように、 Suicaチャージでのポイント付与率の高さを狙ってビュー系のクレジットカードを発行する場合は、この2枚が候補にあがります。

もし私が選ぶなら券面が青っぽくてカッコいい、ビューSuicaカードですね。
ゴールドに育ててラウンジも入りたいし。家電量販店はヨドバシ派だし。

2.Suicaでポイントがもらえるようになったらどれだけお得か考察

もし今までSuicaで払っていたものに、1.5%のポイントがもらえていたとしたら、さぞお得だったんだろうなぁ。あな恐ろしい。

そこで毎月のSuica利用額を約100万円と仮定して年間どれくらい得することができるのか考察してみました。

毎月のSuica利用
①定期券の購入:だいたい2万円=300円分
②定期券外の交通費:だいたい2万円=300円分
③コンビニで利用:だいたい2万円=300円分
④平日の昼食で利用:だいたい1万円=150円分
⑤電子マネー対応店で三国志大戦:だいたい2万円=300円分

毎月の合計利用額:9万円=1,350円分
年間で108万円の利用で16,200円分のポイント

あれ。

思ったより微妙ですねこれ。

3.ポイント付与よりも決済額の積上げに価値がある

何が微妙って年間決済額108万円の見返りが16,200円てところなんですね。

Suicaチャージでポイントが付与されないカードでも、決済額としてはきちんと反映されます。

例えば、デルタのゴールドメダリオンの維持に年間150万円の決済が必要なんですが、108万円と言えばそのおよそ1/3です。
16,200円を捨ててゴールドメダリオンのハードルを1/3に下げられると考えたら、ここでポイントを取るのは勿体ないですね。

育てたいステータスカードがある場合も同様です。
カードを育てる上で、決済額というのは最も重要な要素です。
カードの利用期間が短くても、決済額が桁違いであれば上位カードのインビテーションはすぐに届く傾向がありますからね。

JCBプロパーのゴールドカードも年間決済額100万円を2年連続で達成すると、JCBゴールドプレミアに進化させることができます。
なので、今回のケースでは「目標額の108%達成」を「16,200円で買う」と考えた場合、やはりポイントを取るのは損です。

こう考えると、色々なカードを育てたい私にとっては、まだ気の早い話でした。

4. Suicaチャージはエポスカードが最強

メインカードとして使う場合に、Suicaチャージでもっと還元率の高いカードはいねぇが。
と、探しみた結果、エポスカードの還元率がやばいことに気がつきました。

エポスカードの基本還元率は0.5%ですが、「選べるポイントアップショップ」というプログラムで還元率を3倍にあげることができます。

「選べるポイントアップショップ」は還元率を上げたい加盟店を3つまで選べます。

選んだ3つのお店でエポスカードを使うと、通常0.5%のところ、1.5%のポイントがもらえるというわけです。

つまり、選べる加盟店の中に「モバイルスイカ」があるので、これを選ぶとSuicaチャージで1.5%のポイントをもらうことができます。

これでビュースイカと同水準になりました。

ところが、還元率をあげる方法はまだまだあります。
月々の支払いをリボ払いにしたら還元率が0.5%上乗せになります。
三井住友カードのマイペイスリボはリボ払い手数料が発生して初めてポイントアップが可能ですが、
エポスカードは繰上返済すれば、リボ手数料が発生しなくてもポイントアップが可能です。

さらに!
ゴールドカード以上なら年間の利用額に応じてボーナスポイントをもらえます。

例えば、年100万円使った場合
①ゴールドカード:1%分のポイント上乗せ
②プラチナカード:2%分のポイント上乗せ
になります。

ややこしいので一旦まとめましょう。
エポスカードでポイント還元率をあげるプログラムは以下の4つです。
①「基本還元率」
②「選べるポイントアップショップ」
③「リボ払い」
④「年間利用額ボーナス」

それでは全てを合わせた場合の還元率を見てみましょう。

ゴールドカードの場合
①基本還元率:0.5%
②選べるポイントアップショップ:3倍になるので1.5%
③リボ繰上返済:+0.5%なので2%
④年間100万円利用:+1%なので3%
⑤つまりSuicaチャージの還元率3%

プラチナカードの場合
①基本還元率:0.5%
②選べるポイントアップショップ:3倍になるので1.5%
③リボ繰上返済:+0.5%なので2%
④年間100万円利用:+2%なので4%
⑤つまりSuicaチャージの還元率4%

え。すごいな。エポスカード。

これを年会費無料のゴールドカードで円換算してみると、
●年間100万円のSuicaチャージで3万円の還元。
●ビューSuicaだと1万5千円の還元。

これを年会費2万円(税込)のプラチナカードで円換算してみると
●年間100万円のSuicaチャージで4万円の還元。
●年会費2万円(税込)が相殺されて、2万円の還元。
●プラチナの年会費と相殺してもビューカードより0.5%高い還元率

エポスすごいやん。

5.エポスカードは育てれば年会費割引

エポスカードは、ゴールドカードを経てプラチナカードまであるので、育成のしがいがあります。

全てのグレードのカードがインビテーション無しで直接申し込めますが、直接申し込んだ場合の年会費はインビテーションを受け取った時より高くなってしまいます。

エポスゴールドカードの場合
①インビから:年会費無料
②直接申込み:年会費5千円
※年間50万円以上利用すれば、それからずっと年会費無料に

エポスプラチナカードの場合
①インビから:年会費2万円(税込)
②直接申込み:年会費3万円(税込)
※年間100万円以上利用すれば、それからずっと年会費2万円に

エポスカードはプラチナカードまで育てれば、VISAのコンシェルジュ・サービスやプライオリティ・パスが利用できます。

前述したボーナスポイントで年会費も相殺できるので、非常にお得なプラチナカードになります。

充分メインカードを張れるカードですね。素晴らしいカードです。

6.まとめ

Suicaチャージが高還元のカードを探し求めていたら、エポスカードに辿り着いてしまいました。

私の場合はアメプラがメインカードなので、エポスのプラチナカードを持つ意味はほとんどありません。
ただ、エポスゴールドカードを年会費無料で持つための決済額の積み上げとしてSuicaチャージを利用するのは、かしこい作戦ですね。

クレジットカードに拘りがないのであれば、年会費は安いわ還元率は高いわで、エポスカードは素晴らしいメインカードになります。

とりあえずクレジットカードを持ってみたいという方に、ベストな1枚ですね。

というわけで、今週は「Suicaチャージ高還元カードを捜し求めていたら、エポスカードに辿り着いてしまった」というお話でした。