【週刊ぽるねむ #8】アメックス3種の神器VSアメプラ
私が勝手にアメックス3種の神器と名付けているカードがあります。
①アメックス・ゴールド:招待日和とプライオリティ・パス担当
②デルタ・アメックス・ゴールド:航空会社の上級会員担当
③SPGアメックス:ホテルの上級会員担当
全て揃えても年会費は10万円以内に収まります。
①アメックス・ゴールド:31,320円(税込)
②デルタ・アメックス・ゴールド:28,080円(税込)
③SPGアメックス:33,480円(税込)
合計:92,880円(税込)
なんとアメックス・プラチナを持つよりも年会費は安く済みます。
それでいて
●高級レストランで1人無料
●航空会社の上級会員
●ホテルの上級会員のサービス
など、高級カードにおける代表的なサービスをほとんど揃えることができます。
アメックス・プラチナは年会費が140,400円(税込)です。
なんと3種の神器なら、アメプラを持つより47,520円も浮くことになりますね。
47,250円も有れば、SPG系列のホテルに泊まったり、デルタ航空の航空券を購入したりと、上級会員を満喫する上での費用を捻出できます。
もちろん、アメックス・プラチナは年会費が高い分、3種の神器よりも優れた特典があるのは確かです。
しかし、そういった特典も使わなければ宝の持ち腐れです。
今週の週刊ぽるねむでは、アメックス・プラチナの特典と、3種の神器の特典とを比べて、どちらがより使いやすく、お得なのか考察してみたいと思います。
1.隙のない特典をそろえた3種の神器
3種の神器の役割分担を考えてみましょう。
①アメックス・ゴールド
●招待日和が使える
●プライオリティ・パスが年2回使える
②デルタ・アメックス・ゴールド
●デルタ航空の上級会員であるゴールドメダリオンになれる
●有効期限無期限のデルタスカイマイルが溜まる
③SPGアメックス
●SPG・マリオットの上級会員であるゴールドエリートになれる
●年に1回、SPG・マリオット系列ホテルの無料宿泊券がもらえる
たいへん素晴らしい内容です。
10万円を切る年会費で、これだけ揃えば上出来ではないでしょうか。
(招待日和やプライオリティ・パスもアメックスに拘らなければ、もっと安い年会費で手に入りますが、今回はアメックス信者向けのアメックス縛りで話をすすめさせていただいております)
2.アメプラにしかない特典
続いて、アメックス・プラチナにはあって、3種の神器にはない主な特典を見ていきましょう。
①プラチナ・コンシェルジェ
3種の神器でも揃えることのできないサービスの一つは、コンシェルジュ・サービスです。
ただ、今ではネットで大抵のものは調べられるため、無くても困らない方は多いでしょう。
海外旅行先でのトラブルも、3種の神器全てのカードで、オーバーシーズ・アシストが付いているので心配はいりません。
②4つのホテル上級会員
アメックス・プラチナではSPG・マリオットのほかに、更に3つの上級会員資格を得ることができます。
●ヒルトンでのゴールド会員
●シャングリ・ラでのジェイド会員
●カールソンでのゴールドエリート
ただ、ホテルの上級会員は4つもいらないですよね。
より上位ランクを目指したり、ポイントを貯めることを考えると、SPGだけに一点集中した方が効率が良いです。
ホテルの上級会員をより満喫する上でも、一つの会員プログラムに絞った方がお得ですから。
そういった意味でも、ホテルの上級会員はSPGのゴールドエリートだけで充分と言えます。
③使い放題のプライオリティ・パス
アメックス・ゴールドに付いてくるプライオリティ・パスは、年に2回までの利用制限があります。
一方、アメックス・プラチナに付いてくるプライオリティ・パスには利用制限がありません。しかも同伴者1名まで無料で利用できます。
ただ、ゴールドメダリオンがあれば、スカイチームを利用する際にデルタ航空が運営するラウンジである「デルタスカイクラブ」を利用することができます。
こちらは年間の利用制限はありませんし、同伴者1名まで無料で利用できます。
ぶっちゃけ、これがあればプライオリティ・パスは使わなくなります。
3種の神器が揃っていれば、「普段はスカイチームを使うようにして、それ以外の航空会社を利用する時に年2回までプライオリティ・パスを使う」と言った使い分けができます。
ラウンジ利用に関してはこれで充分カバーできるわけです。
この様にアメックス・プラチナには数え切れないほどの特典が揃っていますが、3種の神器の力を合わせれば、必要な特典を必要な分だけ享受することができます。
3.アメプラにも無い3種の神器の特典
①航空会社の上級会員資格
アメックス・プラチナですら太刀打ちできなのが、デルタアメックス・ゴールドが持つゴールドメダリオン会員です。
ゴールドメダリオン会員についてはこちらで詳しく解説しています。
関連記事:スカイチーム エリートプラス体験記
関連記事:デルタアメックス・ゴールドを一年間使ってみた
アメックス・プラチナには「航空会社の上級会員資格」は付いてきません。
アメプラとよく比べられるラグジュアリー・カードのブラックには、ハワイアン航空の上級会員資格が付いてきます。
アメックスのプロパーカードでも、センチュリオンになればエミレーツ航空の上級会員になれたり、国内線利用時にファーストクラスになったりするそうですが、プラチナでは何もありません。
ホテルの上級会員資格を利用したステータスマッチで航空会社の上級会員になることもできますが、やはり期限が短いので使い勝手はよくありません。
②貰えるポイントの利便性
アメックス・プラチナのポイント付与率は100円の利用で1ポイントなので、1%です。
マイルと交換する場合はANAマイルに限り、1ポイントにつき1マイルで交換できます。
そして年間のANAマイル移行上限が4万マイルまでです。
それ以外のマイルに交換する場合は、1ポイント=0.8マイルのレートになります。
まとめると
●アメックス・プラチナの利用で貰えるポイントは100円につき1ポイント
●ANAマイルに交換する場合:1ポイント=1マイル
●それ以外のマイルに交換する場合:1ポイント=0.8マイル
となります。
一方、SPGアメックスのポイント付与率は6万ポイントずつ交換することによって、マイル付与率が1.25%になります。
SPGの場合はマイルの年間移行上限がありませんし、ANA以外でもJALやデルタでも1.25%のマイル付与率になります。
この様に、SPGアメックスのポイントは、ホテルの宿泊にも利用できるので、アメックス・プラチナのポイントよりも使い勝手がよくなっています。
4.それでも私がアメプラを使う理由
さて、ここまで私は「クソ高い年会費を払ってアメプラを持つより、3種の神器を持つ方が現実的ですぜ」という話をしてきました。
とは言いつつも、私は3種の神器ではなくアメックス・プラチナを持っています。
それは何故なのか。
センチュリオンへの夢を諦めていないからです。
真のブラックカードである「アメックス・センチュリオン」を持つためには、アメックス・プラチナの保有が大前提となります。
ネット上で見られるセンチュリオンの取得条件は「年間決済額2000万円以上」とのこと。
ゼロ一つ多いやろとツッコミたくなります。
「アメプラの年会費たけー(´;ω;`)」とか言ってる時点でもうセンチュリオンを目指す資格は無いのでしょう。
センチュリオンホルダーになるなんて現時点では夢のまた夢ですが、ブログが順調に育つかもしれませんし、いくら持ってるか覚えていない草コインが暴騰するかもしれません。
「いつかセンチュリオンを」
という夢を諦めない限り、私は目先の還元率を追い求めず、アメプラを使い続けるでしょう。
5.まとめ
今回は
●アメックス・ゴールド
●デルタ・アメックス・ゴールド
●SPGアメックス
の3枚のクレジットカードを勝手に3種の神器と名付けつつ、アメプラと比べた場合の利便性について考察してみました。
結果的に、アメックス・プラチナでなければならない理由が「センチュリオンを目指すから」でしかないというオチになりましたが、まだまだ私がアメプラちゃんを使いこなせていないだけであることもまた事実です。
カードの育成にこだわらない方は、ぜひ3種の神器を使って、飛行機とホテルの上級会員や、高級レストランをお得に堪能してみてください。
そしてセンチュリオンを目指す方は、共に修羅の道へご一緒しましょう。