【バイナンスアカデミー翻訳】ブロックチェーンの歴史

仮想通貨

仮想通貨取引所の最大手である「バイナンス」が、仮想通貨やブロックチェーンを学べるサイトをオープンしました。

その名も「バイナンスアカデミー」

ところが早速勉強しようと思ってみても、日本語に対応していません。

なので韓国語バージョンを参考に、どんなことが書いてあるのか翻訳してみました。

第2回目はサイト内のカテゴリ「ブロックチェーン」から、「ブロックチェーンの歴史」の部分を紹介したいと思います。

1.バイナンスアカデミーでの本文

これから翻訳する記事はバイナンスアカデミー内の「ブロックチェーンの歴史」という記事の韓国語版です。

ブロックチェーンの歴史

ブロックチェーンは暗号通貨の根幹となる技術です。
ブロックチェーンなら、ネットワーク上において全てのユーザーたちが、お互いの信頼関係が構築されていなくても合意に到達することができます。

草創期

「ブロックチェーン技術」に対するアイデアは1991年の初期に、科学者である「Stuart Haber」と「W. Scott Stornetta」によって提示されました。
彼らは、実用的かつ数学的な解決策をタイムスタンプに投入し、デジタル文書の日付を変更したり偽造したりすることをできなくしました。これはタイムスタンプを貯蔵する上で、暗号学的に安全なブロックたちのチェーンを使ったものであり、1992年にマークルツリー構造を導入したのち、あらゆる文書を一つのブロックに集めておけるようにしたことで、より効率的なものになりました。
しかし、この技術は利用されなくなり、ビットコインが誕生する4年前である2004年に特許権も満了してしまいました。

再利用が可能な作業証明方式

2004年、コンピューター工学者であり暗号学の活動家でもある「Hal Finney」は、再利用が可能である作業証明方式(RPoW : Reusable Proof of Work)システムを提示しました。
このシステムは、交換が不可能であったり代替することができないハッシュキャッシュを、作業証明方式のトークンに基づいて受信したのち、RSA署名(RSA-signed)がされた再利用が可能なトークンとして変換されました。
RSA署名がされたトークンは個人間で転送することができます。

再利用が可能な作業証明方式は、全世界のユーザーたちが正確度と無欠性を実時間で確認できるように設計されました。
そして信頼性の高いサーバーに、トークンの所有権を記録することによって二重支払いの問題を解決しました。

再利用が可能な作業証明方式は暗号通貨の歴史において、プロトタイプでもあり初期段階でもあったと捉えることができます。

ビットコインネットワーク

2008年末、「サトシ・ナカモト」という匿名の個人もしくはグループによって、ビットコインと呼ばれる脱中央化された「個人間電子支払システム」に関するホワイトペーパーが暗号学のメーリングリストに転送されました。

ビットコインは、ハッシュキャッシュの作業証明方式アルゴリズムに基づいているが、再利用が可能な作業証明方式と共に、信頼性の高いコンピューティング機能のハードウェアを使用せず、トランザクションを追跡して検証する、脱中央化された個人間ネットワークのプロトコルを通じて、二重支払い問題を解決しました。
簡単に言うと、ビットコインは作業証明方式メカニズムを通じて、個人マイナーたちの補償としてマイニングされます。
そして今後、脱中央化されたネットワークノードによって検証されることになります。

2009年1月3日、サトシ・ナカモトによって最初のブロックがマイニングされ、ここにビットコインが誕生しました。
当時のブロック補償は50ビットコインであり、初のビットコイン受領者は「Hal Finney 」でした。
2009年12月、彼は世界初のビットコイントランザクションを通じて、サトシ・ナカモト から10ビットコインを転送してもらいました。

イーサリアム(Ethereum)

2013年、ビットコインマガジンの共同設立者である「ヴィタリック・ブテリン」は、脱中央化されたアプリケーションを構築するために、ビットコインにスクリプト言語が必要だと主張しました。
コミュニティ内で同意を得ることは失敗しましたが、ヴィタリックは分散化されたコンピューティング・プラットフォームに基づいた新しいブロックチェーンである、イーサリアムの開発に着手しました。
イーサリアムには、スマートコントラクトと呼ばれるスクリプト機能が備えられています。

スマートコントラクトは、イーサリアム・ブロックチェーン上で実行されるプログラムまたはスクリプトであり、特定の条件を満たした時、トランザクションを発生させることができます。
スマートコントラクトは、特殊なプログラミング言語で書かれていて、バイトコードによってコンパイルされています。
イーサリアム仮想マシンと呼ばれる、脱中央化されたツーリング完全仮想マシンを通じて読み込んで実行することができます。

開発者たちは、イーサリアム・ブロックチェーン内で実行されるアプリケーションを作り、出資することができます。
このようなアプリケーションは、一般的にDApp(Decentralized Applications)と呼ばれています。すでに数百個のDAppがイーサリアム・ブロックチェーン上で作動しており、ソーシャルメディアのプラットフォームや、ギャンブル系のアプリケーション、金融取引所などに使われています。

イーサリアムの暗号通貨は「イーサ(Ether)」と呼ばれます。
イーサは利用者同士で送り合うことができ、スマートコントラクトを実行するときに利用される、演算能力に対する手数料を支払う際に使われます。

要約

現在のブロックチェーン技術には多くの関心が寄せられており、暗号通貨に限らず様々なアプリケーションで使われています。
ブロックチェーンについて、より多くの情報を求めらる方は、バイナンスアカデミーの別の動画もチェックしてみてください。

以上、バイナンスアカデミーの「ブロックチェーンの歴史」の韓国語バージョンを翻訳し、引用させていただきました。(できるだけ原文に近いように翻訳しました)

2.相変わらずむずい!

私が文系だからでしょうか、マジでむずい。

ただ、ブロックチェーンを勉強する上で良い勉強になります。
今は全然意味がわかっていませんが(笑)
もっと分かりやすく翻訳するために、理解が深まった段階でリライトするつもりです。

今は私の勉強ノートみたいになっていますが、日本語版の無いバイナンスアカデミーにどんなことが書かれているのか気になる方はぜひ参考にしてください。

関連記事:【翻訳】トップページの紹介

関連記事:【翻訳】合意形成アルゴリズムについて