クレジットカードの国際ブランドについてまとめてみました

クレジットカード

これからクレジットカードを持とうと思っている方。

クレジットカードには数えきれないくらいの種類があるので、どれを発行すればいいのか迷ってしまいますよね。

ようやく発行するカードを選んでも、さらに「国際ブランド」まで選ばなければいけないケースもあります。

そこで今回はクレジットカードの選び方を、国際ブランドに焦点を当てて考えてみたいと思います。

1.クレジットカードの特典と国際ブランドの違い

クレジットカードをこれから初めて持つという方には、カードに付いている「特典」と「国際ブランド」を混合してしまっている方が多い印象です。

カードに付いている「特典」というのは、「カードを持つことで受けられるサービス」のことです。
例えば…
①海外旅行保険
②ポイント還元
③レストランでの割引
などです。

特典の内容はクレジットカードによって違うので、自分が受けたい特典の入っているクレジットカードを探すことが、カード選びに失敗しない近道になります。

続いて、国際ブランドです。

国際ブランドの本質は「どこでカードを使えるか」ということになります。

つまり、国際ブランドはクレジットカードで決済できるお店の数に直結する要素なんです。

主な国際ブランドは以下になります。
①VISA(ビザ)
②Mastercard(マスターカード)
③JCB(ジェーシービー)
④AMEX(アメックス)
⑤ダイナースクラブ

続いて、各国際ブランドの特徴をまとめてみます。

2.国際ブランドごとの特徴

①VISA(ビザ)
「クレジットカードが使えるお店=VISAブランドが使えるお店」と考えていただいても問題ありません。
決済だけを考えるなら、VISAブランドのカードを1枚持っておけば問題ないでしょう。
とりあえずどこでも使えるオールラウンダーです。

一部例外があるとすれば…
●コストコでは2019年現在Mastercard(マスターカード)しか使えない。
●Apple Payに登録できるVISAカードとできないVISAカードがある。

VISAにおける短所は、逆に言えば、これぐらいでしかありません。
なので、初めてクレジットカードを持つなら、とりあえずVISAカードにしておくのがおすすめです。

②Mastercard(マスターカード)
Mastercardも、VISAブランドと並んでどこでも使えると考えていただいて結構です。
国際ブランドのシェアはVISAが1位というのが通説ですが、私の経験上「VISAは使えるけどMastercardは使えない」という例は、オリンピックの公式グッズ販売ぐらいでしか見たことがありません。
関連記事:2020年の東京オリンピックに向けてVISAカードは絶対作っておくべき

なので、例えば「欲しいデザインのカードに、VISAは無いけどMastercardならある」というケースでは、安心してMastercardを選んでもらって大丈夫です。

③JCB(ジェーシービー)
ここから使えるお店がグッと減ります。
ただ、これは海外の話であって、日本ではほとんど使えます。
JCBの「J」は「JAPAN」の「J」ですからね。

私が考えるJCBの魅力は、サービスがきめ細かいところです。
それが顕著に現れているのがJCBのアプリですね。
三井住友VISAのアプリ、AMEXのアプリと比べてみても断然見やすいし使いやすい。
AMEXも2018年にアプリをリニューアルしましたが、それでもJCBに一歩及ばずという感じがします。
電話対応も非常に丁寧です。
さすが日本の企業。

海外での利用を想定していないのであれば、JCBブランドもおすすめです。

④AMEX(アメックス)
最近よくCMでやっている「アメリカンエキスプレス」です。
AMEXは、さらに使えるお店が減ります。
AMEXはJCBと提携しているので「JCBが使えるならAMEXも使える」はずなんですが、お店の人から使えないと言われればそれまでです。
私はメインカードがアメックスなので「アメックスは使えないんですよー」という経験を沢山しています。
例えば
●多くの居酒屋さん
●ニンテンドー3DSのダウンロードコンテンツ
●各種ネットショップ
●PayPayへの紐付け
など

それでも、私がAMEXをメインカードとして使うのには理由があります。
まず、なんだかんだ言って大手の有名チェーン店ならだいたい使えるんです。
ありていに言うと、みんなが知ってるお店ならだいたい使えます。
そして、ほかの国際ブランドにない特典がこれでもかと付いてきます。

ただ、初めてクレジットカードを持つという方にはオススメしにくいかと思います。
年会費もかかりますしね。
GジェネFでいきなりVガンから始めるようなものです。

⑤ダイナースクラブ
ダイナースクラブカードは、今まで上げた5つの国際ブランドの中で一番使えるお店が少ないです。

その代わり、ダイナースクラブにしか無い特典が数えきれないほど付帯しています。
ダイナースクラブが推しているサービスは高級レストランでの優待なので、レストランをよく利用する方には大きな恩恵があります。

特に、ネット予約時に決済をしてしまって、店頭では支払いをしない「サインレス・スタイル」はブラックカードでドヤるよりスマートでカッコいい決済方法だと私は思います。
ぜひ使ってみたい。

こちらも、初めてクレジットカードを持ってみようという方には、使いこなすのが難しいカードだと言えます。

3.まとめ

国際ブランドについてひと通り紹介しましたが、これから所有するクレジットカードを選ぶときに優先すべきものは、カードの特典です。

①まず欲しい特典の付いているカードを探す。
②そこに付いている国際ブランドの特徴を理解してうまく付き合う

という順番で考えるのが、カード選びに失敗しないコツです。

これから日本は、どんどんキャッシュレス社会が浸透していきます。
なので、今以上にクレジットカードが必須の時代になっていくと思われます。

ぜひ、自分のライフスタイルにぴったりなカードと出会えるといいですね。