【AMEX】アメプラのインビテーションが届いた方へ

アメックス クレジットカード

あしかー。ぽるねむ君です。

つい最近、2年間愛用していたアメックスのプラチナ・カードをダウンコンバージョンして、ゴールド・カードにしました。

2年間保有してみた経験と、ゴールド・カードに戻してみて感じたことを踏まえて、「インビテーションが届いた方」へのメッセージを綴ってみました。

アメプラのインビテーションが届いて、プラチナに切り替えるかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

インビテーションが届いたら

アメックスのプロパーカードを使っていると、インビテーションが届きます。

グリーンから飛び級でプラチナのインビが届くという話も聞いたことがありますが、だいたいの場合はゴールド・カード保有者にプラチナ・カードのインビが届きます。

アメックス・グリーンを保有したばかりの方は、百人隊長が真ん中に描かれたカードを保有しているだけで充分満足できます。

すると突然ゴールド・カードのインビテーションが届きます。
年会費は高いけど、ちょっと頑張れば払える額です。喜んでゴールドにします。

そして、プラチナを意識し始めます。
プラチナのインビが届いたら喜んで切り替えるでしょう。

年会費は¥130,000(税別)に跳ね上がりますが、この時はアメックス愛に溢れているのでプラチナ・カードを手にしない選択肢なんてあり得ません。

しかし、ちょっと待ってください。
もちろんあなたはアメプラについてググりまくっているので、誰よりも詳しいはずです。

それは充分承知の上での提案ですが、「満を辞してアメプラを取得したにも関わらず結局ゴールドに戻した者」の話を聞いてみてはいかがでしょうか。

年会費のモトは取れない

「アメプラは年会費のモトを取れるかどうか」というテーマが、よく論点になります。

例えば、アメプラを肯定的に紹介する記事では、「アメプラは実質無料!」の様に乱暴な解釈をしている場合があります。

●家族カードが無料で4枚発行できる!
●無料で高級ホテルグループの上級会員になれる!
●プライオリティ・パスが無料で持てる!
…こんな解釈が多いですね。

これらも含め、数えきれない特典が付帯するのは本当です。
しかし、これらは全て無料ではありません。
これらは年会費¥130,000(税別)を払って手にした特典です。

一つも無料ではありません。¥130,000(税別)の中に家族カードもホテル・メンバーシップもプライオリティ・パスも入っています。

つまり、この¥130,000(税別)を払って、これらの特典が満足できるかどうかを自分で判断するべきなんです。

例えば、食べ放題でモトを取ろうとしたら、制限時間以内に高い食材を選んで食べまくらなければいけません。
満足した食事をすることと、モトを取ることは別の話なんですね。

アメプラに関しても同じです。
モトを取ろうとしたら、高級ホテルや高級レストランなどで多額の決済をし続けなければいけません。

それで満足できるかというと、人それぞれですよね。

満足できるのであれば、アメプラを発行するべき。
しかし、そうでないならアメプラの発行は考えたほうが良いです。

活躍の舞台は海外

アメプラが活躍するのは主に海外に行く場合です。

プライオリティ・パスで入れるラウンジは国際線のラウンジです。
国内線のラウンジに入りたいなら、SFCやJGCを狙うべきです。

ホテル・メンバーシップに該当するホテルは海外だと割安です。
日本でマリオットやヒルトンに泊まろうとすると、めっちゃ高い。
マリオットグループで割安なアロフトなどは日本にありませんし。

コンシェルジェが提供してくれる情報も、勝手のわからない海外だからこそ有難い。
日本の情報は調べればいくらでも出てきます。

この様に、ホルダーの活躍の舞台が国内に限った場合、使えるアメプラの特典は限定されます。

海外に頻繁に行かないのであれば、アメプラを満足に使うことは難しいでしょう。

コンシェルジェもググる

プラチナ・コンシェルジェ・デスクは、非常に丁寧で素晴らしい対応をしてくれます。

ただ、情報の質はググったら出てくるレベルです。
むしろコンシェルジェもググって調べています。

「調べる時間を買っている」というレベルの高級取りでない限り、コンシェルジェにお願いする必要はないでしょう。

満足の行く対応はしてくれますが、満足の行く情報かどうかは別の話です。

また、コンシェルジェ経由でヒルトンやマリオットなどの「ホテル・メンバーシップ」に属するホテルを予約しても、「ホテル・メンバーシップ」の特典は受けられません。

コンシェルジェを利用するか、ホテル・メンバーシップを利用するか、実はトレードオフになっています。

ホテル・メンバーシップを使い倒そうとした場合、コンシェルジェは使えません。
逆にコンシェルジェを使ってマリオットに泊まるのは、宿泊実績もポイントも貯まらないので損です。

現地の言語を知らない海外旅行の手配などでは、真価を発揮するかもしれませんが、「調べるのも含めて旅行」という価値観の方にとってコンシェルジェは、満足度が低いものとなります。

センチュリオンへの道は果てしなく遠い

「センチュリオン修行のために、プラチナを作った」という方もいると思います。

ただ、センチュリオンになるためのハードルは「月に数百万円の決済」と言われています。
いつかのセンチュリオンのために無理して高額な年会費を払っても無意味です。

本当にセンチュリオンを目指しているのであれば、「月に数百万円」を決済できる様になってからプラチナ・カードを発行した方が効率が良いです。

センチュリオンの条件が「アメプラ保有歴10年前後」であるという記事を見たことがありますが、どうやら決済額さえ積み上げられれば、その年月はいくらでも埋められる様です。

なので、無理して払っている年会費分の費用で自己投資を試みた方が、現実的にセンチュリオンに近づくことができます。

招待制は過去の話

アメプラはもともと招待制のカードでした。
招待制のカードは新規発行ができないので、誰もがいつでも申し込めるカードではありません。

突撃すれば発行されたので、完全なる招待制とは言えませんが、それなりの希少性はありました。

しかし今は違います。

アメプラは誰もがいつでも申し込めるカードですし審査難易度もそんなに高くありません。

「アメプラは発行は簡単だけど維持が難しいから希少性がある」という意見もある様ですが、アメプラ保有歴1年目の人も、アメプラ保有歴10年目の人も全く同じ券面で全く同じ特典を受けます。

アメプラの長期保有に希少性も付加価値もありません。

本当に希少性があるのはセンチュリオンカードなので、真に希少性を求めるのであれば、アメプラの保有に拘るよりも収入を増やすことにリソースを割いた方が賢明です。

まとめ

アメプラを無理に保有すると、「金ないならアメプラを持つな」と言われている様に感じるシーンに出くわします。

そうやってアメックスへのイメージが悪くなるぐらいなら、ゴールドのままの方が良いでしょう。

とは言え、アメプラの良さも悪さも使ってみないと分からないのは事実。
とにかく1度アメプラを持ってみるのが、最もアメプラを理解しやすいのも確かです。

ただ、アメプラの年会費を捻出するためにペイフレックスに手を出すのであれば、発行を見送った方が身のためです。

常識的な年会費で保有できる三井住友カードやJCBで利用実績を積んで、それぞれのプラチナを目指した方が費用対効果が高いでしょう。

逆に、アメプラの年会費が苦にならず且つ海外に頻繁に行かれる方は、きっとアメックス・プラチナ・カードに満足できるはずです。

「アメプラの年会費のモトを取る」という考えは一度隅に追いやって、「満足できるかどうか」を軸に考えてもらえれば、きっとこれからもアメックスと良い関係が築けると思います。

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