【週刊ぽるねむ #23】喪中にアメックス
アメックスの審査について、ネットでは真逆の情報が載っています。
①アメックスの審査は甘い
②アメックスの審査は厳しい
本当の所はどうなのでしょうか。
一つだけ言えることは、アメックスはブラックでも発行できるケースがあるということです。
何故そう言えるのか。
それは、実際に私がアメックスのグリーンを発行した時は、喪明けどころか喪中だったからです。
今回は、私がどのようにして喪中にアメックスを発行できたかを書いてみたいと思います。
1.クレジットカードを強制解約された
私は過去にクレジットカードの支払いができなくて、強制解約になった経験があります。
毎月5,000円のリボ払いでやりくりしていましたが、限度額を超えたら「5,000円+超えた分」を払わなければいけません。
ろくに明細も見ずに限度額を超えても使い続けてパンクしました。バカでしたね。
そして、およそ60万円ぐらいを一括で請求されました。
しっかりと電話で交渉すれば分割にしてもらうことも可能だったのですが、怖くてカード会社からの電話を無視し続けていました。
結局、自宅まで怖そうなお兄さんが手紙を持ってきてくれました。
手紙の内容は「毎月いくらなら払えるか書いてくれ。希望通りにするから」というものでした。
これを機に毎月3万円ずつ返すことになり、電話とインターホンに怯える生活から解放されました。
私はおよそ2年間かけて、これを完済。
信用情報に「異動」が載ったら、5年はその情報が残ります。
つまり、5年間クレジットカードを作れなくなるはずです。
しかし、当時そういう知識が無かった私は「完済したし大丈夫だろう」と、アメックス・グリーンを申し込みました。
結果は可決。審査は30分ぐらいで終わりました。
喪中のはずなのに、あっけなく審査に通りました。
2.現在の属性を重視する審査
アメックスの審査方法についてネットで調べてみると、アメックスはたとえブラックでも「現在の属性を重視する」とよく書かれています。
これは、私のケースでも当てはまりました。
当時私の信用情報はブラックでしたが、以下の様な状態でした。
①勤続年数2年の会社員である
②年収は20代前半の平均値
③カードの未払い分を完済している
④2年間のクレヒスは良好
つまり、これから「異動」情報は5年間消えないけど、それ以外の側面ではホワイトだったわけです。
アメックスはここで門前払いをせずに、私を信用してカードを発行してくれました。
この恩が、私のアメックス人生の始まりでした。
こうして、私は喪中であるにも関わらず、アメックスのプロパーカードを発行できたわけです。
3.こんな人はブラックでもアメックスを持てた
当時の私はきっと、模範的な「真面目な喪中」だったのだと思います。
●2年間電話料金の滞納無し(クレヒスが◎)
●勤続年数1年以上で、正社員である
●年収が平均値
●借金を完済した実績がある
●運転免許証、固定電話がある
…など
つまり、
●社会に出たてで「信用」というものに無頓着だったために痛い目を見た。
●その教訓を糧に今ではちゃんとしている。
という人に対しては、喪中であってもカードを発行してくれる。
これが、アメックスの独自の審査基準なのだと推測できます。
実際に、この状態だと他のカード会社では、どこでも門前払いされるでしょう。
なので、「真面目な喪中」の人にカードを発行すれば、アメックスに恩義を感じて使いまくってくれる可能性は高いです。
実際に私はそういった流れから、今ではプラチナ・カードまで保有しているぐらいですから。
この審査基準は、実に理にかなった戦略だと思います。
私も助かりましたし、アメックスも儲かりましたからね。
なので、当時の私と似たような属性の方は、喪中であってもアメックスなら発行できる可能性があります。
デビットカードでは物足りなくなってきた「真面目な喪中」の方は、一度アメックスにチャレンジしてみることをオススメします。
4.まとめ
アメックスの審査が甘いか厳しいか?という問いは非常に難しいです。
本質的には、カード会社の利益になり得る属性の人に発行しているわけですから。
ただ私の経験上、これがネットでよく言われる「アメックス独自の審査基準」の片鱗であるのは確かです。
「異動が載っているだけで門前払いするわけではない」
これが「アメックスは審査が甘い」と言われる原因なのかもしれませんね。
つまり、アメックスの審査は厳しいとか甘いとかいう測りでは割り切れないのでしょう。
若い頃の過ちを乗り越えて、これからしっかりと信用を構築していきたい方。
アメックスは、そんなあなたにも手を差し伸べてくれます。