【銀聯】中国はキャッシュレス社会だけど銀聯カードだけでは安心できません。

クレジットカード 銀聯 電子マネー

銀聯カードと呼ばれるクレジットカードがあります。

銀聯カードと言うのは「銀聯」という中国発の国際ブランドが付いたクレジットカードのことです。

中国本土では「デビットカード」としての銀聯カードの方が主流のようです。

ただ、日本では三井住友カードや、三菱UFJニコスなどで発行できるクレジットカードの方が発行
しやすいですね。

さて、中国ではキャッシュレスが浸透していると言われています。

なので中国に行く際に「銀聯カード」を持っていけば現金がなくても済むと思っている方が比較的多くいらっしゃるんですが、残念ながらそうはいきません。

今回はそこら辺の話をしてみたいと思います。

1.日本での主流はカード

日本で「キャッシュレス」と言えば、クレジットカードが主流だと思います。

もちろんSuicaやICOCAなどの交通系電子マネーも主流ですが、「交通系電子マネーは使えてクレジットカードは使えない」というケースは稀です。

なので、「キャッシュレス」と聞くと「クレジットカードがあれば大丈夫」と思い込んでしまうんですね。

そもそも私がそうでした。笑

そして、「三井住友カードで発行した銀聯カード」だけを持って中国に行ったら大変な目に会いました。

2.中国での主流はQRコード決済

中国のとあるホテルの周辺で食事をしようとした時のことです。

現金は無いけど銀聯カードがあるので、簡単に食事ができるとタカをくくっていました。

しかしどの店に入っても「クレジットカードは不可」「WeChatならOK」という返答が。

「WeChat」というのは中国では「微信(ウェイシン)」と言って、日本で言う「LINE」の様なアプリです。

つまり簡単に言うと、クレジットカードは使えないけど「LINE Pay」なら使えるという感覚ですね。

「LINE Pay」も同様ですが、「WeChat」にお金をチャージするには現地の銀行口座が必要です。

外国人が中国の銀行口座を作るというのは、そんなに簡単なことではありません。

なので、私はこの時カードが使えるお店を見つけるまでお腹を空かせて彷徨うことになりました。

3.国際空港でもカード不可

中国から出る際に空港に行きました。

空港には食事できるお店があるので、そこで朝食を摂ろうとしたのですが、ここでもカード不可でした。

ワンタン屋さんも「WeChatないのか?」

マクドナルドも「WeChatないのか?」

結局ギリギリ持ってた現金で買えたのはマックのアメリカンコーヒーだけでした。

国際線ターミナルですらこの扱い。
VISAはまだしも銀聯カードすら使えない。

これほどWeChatでの支払いが優勢だとは知りませんでした。

これからは中国の銀行口座を作らなきゃいけないと固く誓った出来事でした。

4.まとめ

「中国はキャッシュレス社会」と言うのはよく言われていて、ほとんどの人が知っていることです。

ただ、それはクレジットカード社会ではなく、WeChat社会であるということは、現地で体験してみないとわかりませんよね。

なので、これから中国に行く人は、カードだけでなく必ず現金も持っていくようにしてください。

運が悪いと、私のようにお腹を空かせて夜の街を彷徨うことになりますから。