【週刊ぽるねむ #37】アメックスのサブカードにはVISAカードを

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2019年の7月23日からダイナースクラブのプロパーカードを持っている方は、無料でサブカードが持てるようになりましたね。

ダイナースではこれを「ダイナースクラブ コンパニオンカード」と称しています。

ざっくり説明すると…
●国際ブランドがマスターカードのサブカードが発行できる
●ダイナースに比べてマスターカードは決済できるお店が多い
●ダイナースが使えないお店ではサブカードを使ってください
…ということです。

関連記事:ダイナースがサブカードを発行可能に。国際ブランドはマスターカードです。

ところで、アメックスも比較的対応していないお店が多いですよね。

アメックス使いの方は、アメックスが使えない場合の対策をどの様に立てればいいのでしょうか。

結論から言うと「国際ブランドがVISA」のカードを別で発行してください。

VISAブランドの年会費無料カードはいくらでもあるので、年会費が気になる方でも心配いりません。

今週は「なぜアメックスのサブカードにはVISAカードが相応しいのか」を説明したいと思います。

1.アメックスのサブカードにはVISAカードを

「国際ブランドがVISAのカード」が、何を意味するのか。

それは「クレジットカードが使えるお店ならどこでも使える」ということを意味します。

例えばアメックスの場合…
●クレジットカードが使えるお店で決済しようとする
●VISAとマスターのクレジットカードは使える
●ただしアメックスは使えない
…こういうことが起こり得ます。

ダイナースも同じです。なので今回、無料でマスターカードも発行できる様になったんですね。

アメックスも似た様な状況ですが、無料でVISAやマスターを追加発行できる様にはなっていません。

では、アメックスをメインカードにしている人はどうすればいいのか?

その答えは…

「なんでも良いから国際ブランドがVISAのカードを発行してください」

…です。

「楽天カード」でも「エポスカード」でも「三井住友カード」でも何でもいいです。

とにかく「国際ブランドがVISA」であれば、アメックスのサブカードの役割をしっかりとこなしてくれます。

関連記事:クレジットカードの国際ブランドについて

2.なぜVISAブランドなのか?

サブカードの存在意義は、カードを持つ人によって変わります。

その中でも「アメックスのサブカード」とした場合の主な役割は、「アメックスが使えないお店で代わりに使える」となります。

ではなぜアメックスのサブカードはVISAブランドがいいのか。

理由は単純です。「VISAならどこでも使えるから」です。

先述した通り、ひとえに「クレジットカードが使えるお店」と言っても、自分のメインカードの国際ブランドが対応していないケースがあります。

例えば…
●VISAとマスターは使える
●JCBとアメックスとダイナースは使えない
…というケース。

こういうケースは少なくありません。

では、逆のケースはどうか?

例えば…
●JCBとアメックスとダイナースは使える
●VISAとマスターは使えない
…というケース。

「自分のメインカードの国際ブランドが対応していないケース」があるのですから、「VISAが使えないケースもあるか?」と疑問に持つ方ももちろんいます。

ですが、こう言ったケースはありません。

「クレジットカードが使えるお店」と言うのは以下の様になっています。
●VISAが必ず使える
●マスターカードもほぼ確実に使える
●JCB、アメックス、ダイナースは使えないケースがある
…ざっくり言うとこんな感じです。

コストコの様な例外もありますが、ほぼこの様になっています。

つまり、VISAカードがあれば「クレジットカードが使えるお店」である以上、「VISAは使えません」ということにならないのです。

なので、アメックスのサブカードとして「国際ブランドがVISA」のカードを持っていれば、安心なんですね。

3.マスターカードじゃだめなの?

今回ダイナースのサブカードはマスターカードでしたが、私としてはサブカードは「VISA一択」です。

なぜなら「マスターカード」の国際ブランドよりも「VISA」の方が決済できるお店が多いからです。

特に強調しておきたいのは「オリンピック関連の支出」です。

東京オリンピックが近づいてきていますが、オリンピックのチケットや公式グッズをクレジットカードで買う場合「国際ブランドがVISA」のカードでしか購入できません。

この様に、メインカードの欠点を補うためにサブカードを発行したのに、結局使えないとなると本末転倒ですよね。

なので、最初から「国際ブランドがVISA」のカードを発行しておけば、「サブカードも使えないやんけ」という状況にならずに済むわけなんです。

4.まとめ

サブカードに「決済力」だけを求めるのも味気ないので、せっかくなら別の役割も持たせたいところです。

例えば、メインカードがVISA以外のプロパーカードをお持ちなら、航空系や鉄道系の提携カードをVISAブランドにすれば無駄がないですね。

最近、PayPayやOrigami Payなどの「QRコード決済」が盛り上がっていますが、これに対応しているクレジットカードのほとんども「VISA」か「マスター」になっています。

この様に、今後新しいサービスが出てくることを考えても、とりあえずVISAを持っておけば間違いない。

メインカードがVISAブランド以外の方は、ぜひ一枚はVISAカードを持ってみてください。

キャッシュレス生活を送る上での不安や不便さの、そのほとんどを解消してくれるでしょう。